DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

リニアPCMレコーダー 購入×生録ガイド(3ページ目)

R-09HRやPOCKETRAK CXなどリニアPCMが大プレイク。ただ製品も増えただけに、どう選べばいいか難しいところです。メインとなるのは現在10機種。どう選べばいいかを考えてみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

シチュエーション別レコーディングテクニック15

リニアPCMレコーダー 購入×生録ガイド
シチュエーション別レコーディングテクニック15
もちろん、この本に掲載されているのは、製品紹介そのものだけではありません。

実際に購入したら、どのように活用すればいいのかについても詳しく紹介しています。その中でも役立つのが「シチュエーション別レコーディングテクニック15」という記事。ここでは、
   自宅でピアノの練習を録る
   アンプからなるエレキギターの音を録る
   スタジオでバンド練習を録る
   ライブハウスの演奏を録る
   野鳥や虫の声を録る
   鉄道の走る音を録る
など、計15種類のシチュエーションを取り上げ、どのようにセッティングすればいいのかを解説しています。

実際には、各機種によって、その設定方法に違いはあるものの、そのエッセンス、ヒントになることを紹介しているので、きっと参考になるはずです。


プロのリニアPCMレコーダー活用法も紹介

リニアPCMレコーダー 購入×生録ガイド
プロのレコーディングテクニック
一方、こうしたリニアPCMレコーダー、プロの人たちも積極的に利用しています。そこで、この本では、まったく違う使い方をするプロ3人にインタビューし、その使い方を明かしてもらいました。

今回、インタビューさせてもらったのはレコーディングエンジニアである山口泰さん。日本ではChara、Crystal Kay、m-floなどのアーティストのレコーディングを手がける山口さんが、どのようにリニアPCMレコーダーを利用しているのかを語ってもらいました。

一方、自然音録音家として多方面で活躍するジョー奥田さんにも話を伺いました。ジョーさんは奄美や屋久島など大自然の中に一人で足を踏み入れ、そのありのままの音をリニアPCMレコーダーで記録しているという人。もともと音楽プロデューサーであったジョーさんがどうやって自然の音を録っているかは、多くの人の参考になるはずです。

さらに、AMラジオ局である文化放送の記者である奥山拓也さんにも話を伺っています。常にリニアPCMレコーダーをもち歩き、これで録った音をその場で編集し、ラジオでオンエアしているという使い方もなかなかの驚きです。
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