DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

いろいろあるCubase、何が違うの?(2ページ目)

Cubase 4を筆頭に、Cubase Studio 4、Cubase Essential 4、Cubase LE 4、Cubase AI 4などさまざまなCubaseが存在します。それぞれ何が違い、どう選べばいいのでしょうか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

Cubaseの現フラグシップはCubase 4

そのCubase 4シリーズのフラグシップモデルとなるのが、もちろんCubase 4です。

Cubase Studio 4と比較した際の最大の違いは、サラウンド機能への対応の有無。Cubae 4では5.1chなどの作品が作成できるほか、オートメーションに関する機能が、プロ級なものになっていたり、テンポトラックの機能がより強力なものになっていたりします。

また、プラグインのエフェクトやソフトシンセもより多くのものが搭載されているという違いがあります。

製品版はCubase 4のほか、Studio 4とEssential 4

Cubase 4
コストパフォーマンスが非常に高いCubase Essential 4
一方、その下にあるのがCubase Studio 4で、さらにその下に先日Essential 4が加わりました。以下に初回するとおり、AI 4とLE 4はハードウェア製品にバンドルされる非売品なので、製品版として販売されているのはCubase 4を含め3種類となるわけです。

中でもEssential 4は25,800円とCubase 4の11万円、Cubase Studio 4の6万円と比較して低価格であるため、初心者にとっても手ごろです。もちろん、これもWindowsとMacのハイブリッドなので、どちらで使うことも可能となっています。

最大の関心事はStudio 4とどこが違うかでしょう。ここにはいろいろな違いがありますが、オーディオトラック数が無制限ではなく64トラックまでであったり、FXチャンネル数が64に対して8であったり、同時に入出力できる入出力チャンネル数が128に対して16であるなど、機能に制限が設けられているのです。

ただ、大編成の曲を作るのでなければ、Essential 4でも十分といえる機能を備えているのです。確かにプラグインの数にも違いがありますが、ある程度フリーウェアなどで補えば、かなり事足りるのではないでしょうか? その意味でもEssentioal 4の登場はDTMユーザーにとって嬉しい製品といえるでしょう。
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