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新コンセプト電子楽器、TENORI-ON登場(3ページ目)

YAMAHAから、音と光を融合したこれまでにない、まったく新しいコンセプトの電子楽器、TENORI-ONが発表されました。発表会において実際に触ってみたので、どんなものなのかを紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

左右5つずつのボタンでさまざまな設定を行う

TENORI-ON
左右に5つずつ用意されたボタンでさまざまな設定を行う
TENORI-ONを見ると、左に5つ、右に5つのボタンが並んでいます。これらがTENRI-ONの演奏操作で重要な役割を担うのですが、これもなかなかうまくできています。

具体的には左側一番上のボタンで音色、2番目で発音の長さ、3番目でオクターブを設定するようになっていますが、たとえば音色など、とっても分かりやすく、ユニークなユーザーインターフェイスになっているのです。

これを押すと、LED上に縦・横それぞれ直線が現れ、LED上で指を動かすと、その場所で光の直線が交差するようになります。そして、その交差点が音色を表しており、「確か左上のほうにピアノ音色があった、右下のほうにはベース音色があった」というように音の配列を視覚的に覚えておくことができて、なかなか便利なのです。

そのほかにもループポイントの設定やループスピードの設定、またテンポやトランスポーズの設定なども、これらのボタンを使って行えるようになっています。


6つのモードでさまざまなパフォーマンスを実現

一方、TENORI-ONにはステップシーケンサであるSCORE MODEだけでなく
   BOUNCE MODE
   RANDOM MODE
   PUSH MODE
   DRAW MODE
   SOLO MODE
という計6つのモードがあり、これによって、さまざまなパフォーマンスが実現できます。

たとえばBOUNCE MODEは配置した音符から光が落ちていくというもので、落ちた光は下から跳ね返っていきます。またRANDOME MODEは配置した音符の間を光が飛び交うというもの。3点、4点と指定すると、その点の間を光が動くとともに音が鳴るわけです。

またPUSH MODEは配置した音符の周りを光がだんだん明るく、大きくなりながら音が徐々に変わっていくもの、DRAW MODEはLEDボタンを押したり線や曲線を描いたりすると、その点、線、曲線が繰り返し再生されます。そしてSOLO MODEはLEDボタンを押している間は音が繰り返し鳴るというもので、音が繰り返す間隔を買えることもできるようになっています。
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