DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング新商品情報

新コンセプト電子楽器、TENORI-ON登場(2ページ目)

YAMAHAから、音と光を融合したこれまでにない、まったく新しいコンセプトの電子楽器、TENORI-ONが発表されました。発表会において実際に触ってみたので、どんなものなのかを紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

イギリスでは2007年9月から先行販売

TENORI-ON
イギリスでは2007年9月から先行販売が行われている
日本では5月12日からの発売であり、価格は121,000円とちょっと高めな値段設定。初年度発売予定数は1,000台とのことですから、それほど莫大なヒットを狙っているわけではないようです。

海外でも同時期に発売されるようですが、実はイギリスにおいては2007年9月からテストマーケティングということで、先行販売を開始しているそうです。また2002年に岩井俊雄氏と共同開発を開始して以来、試作機をさまざまな展示会・見本市に出品しているので、これに関する報道を目にした人も多かったとは思います。

すでにイギリスではDJ、ミュージシャンや先進的なユーザーによってライブやオンラインなどでさまざまなパフォーマンスが披露されているとのこと。確かにYouTubeなどを見ると、そうしたビデオを見ることができます。


基本は16ステップのステップシーケンサ

光と音でパフォーマンスするということは分かったけれど、実際どうやって操作するの?という人のために、DTMの視点から簡単に解説してみましょう。

TENORI-ONにはさまざまな使い方はあるものの、そのもっとも基本になっているのが
   SCORE MODE
というものです。実は、これMIDIシーケンサでいうところの、16ステップのステップシーケンサなのです。

そう16×16の縦軸が音程、横軸が時間を表しており、1小節分の演奏をこれで作れるというわけです。ドラムを選べばドラムマシンそのものという感じで使うことができるし、ピアノやベースなどを選べば、メロディーやベースラインを簡単に作ることができます。

その操作は指でLEDのボタンを押すだけ。すると、ループ演奏してくれるので、適当にボタンを押すだけでも、それなりの演奏ができるというわけです。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます