以前は限定モデルとしてMS-20のコントローラも
限定モデルとして存在していたMS-20 Controller |
その限定モデルには、単にソフトシンセだけでなく、ホンモノのMS-20の84%のサイズというMS-20そっくりな機材、MS-20 Controllerがバンドルされていたのです。
これはUSBでPCと接続するコントローラで、スイッチやボリュームをさわると、ソフトシンセを動かすことができ、鍵盤を弾くと演奏することができるというものでした。しかも、ケーブルをさまざまに配線することで、信号の流れを組み替えられるパッチングも、そっくり再現したのは、本当に驚きでした。
できることなら、またMS-20 Controllerを復刻してもらいたいものだと思っていますが、KORGはそんな遊び心をいっぱいもったメーカーであるのです。
MS-10がニンテンドーDSに似ていることから開発がスタート
上画面にコントローラ、下画面にキーボードを表示させればMS-10そっくり |
DS-10の発売元となるKORGではなく、AQインタラクティブというゲームソフトの販売会社です。そのAQインタラクティブが運営しているDS-10の公式サイトにはブログが用意されており、ここにKORG担当者のコメントなどがいろいろと書き込まれています。
それによると「MS-10とDSを開いた形ににているよね」「ならばDSを我々が愛するアナログシンセにしちゃわないか??」ということで話が盛り上がり、開発がスタートしたとのことです。
確かにいわれてみると、MS-10やその上位機種であるMS-20は下に鍵盤、壁面(!?)にボリュームやスイッチ、パッチ類などが並ぶ構造になっていたため、ニンテンドーDSに似ているかもしれません。
でも、PCに比較して非力なゲームマシンでソフトシンセを実現しようという発想には脱帽です。まだ開発途中なのかもしれませんが、実際にデモをして、音を出しているわけですから、すごいですよね。