各社が続々とリニアPCMレコーダーを発表
SONYの24bit/96kHz対応リニアPCMレコーダー、PCM-D50 |
リニアPCMレコーダーとは、MP3やATRACなどの圧縮は用いず、生の音をWAVファイルとして高精細な音で録音するというコンパクトなレコーダーのことです。
2004年にRolandがR-1という機器を出したのがスタートで、2006年にR-09を発表した以降、急速に市場が伸び始めました。そして、ここ3ヶ月ほどの間に
SONY PCM-D50
OLYMPUS LS-10
TASCAM DR-1
KENWOOD MGR-A7
といった製品が発表されるなど、ちょっと異常ともいえるほどの盛り上がりとなっているのです。
そこに今回、リニアPCMレコーダーの本命ともいえる、この市場の火付け役であるRolandの新機種、
EDIROL R-09HR
が発表されたのです。
24bit/96kHzに対応し、実売価格40,000円程度
R-09の後継機種として登場したR-09HR |
最大のポイントとなるのは、その録音フォーマットで、最高で
24bit/96kHz
に対応するようになりました。他社製品の多くがすでに24bit/96kHz対応しているだけに、やや出遅れた感はありますが、単に対応しただけでなく、それに見合った音質を実現しています。
また、表示パネルはR-09と同様、白く光る有機ELディスプレイが採用されているのですが、その大きさも2倍程度となりグンと見やすくなっています。
この24bit/96kHz対応のレコーダーは、ZOOM製品を除くと、そのほとんどが50,000円以上という価格設定となっている中、R-09HRは実売価格40,000円を実現しています。試しに大手量販店の価格を検索すると約40,000円で、さらに10%のポイント還元などとなっていますから、かなり安く入手できるわけです。