新生CakewalkのAudio Creator(4ページ目)

簡単に音圧を上げられるリミッターはとても便利

音圧を上げるツールとして誰でも簡単に使えて、大きな効果を発揮するMastering Limmiter

さらにそのノイズを取り除いた音の音圧を上げることで、現在のCD的な音に仕上げることも可能となります。通常、音圧をあげるためにはコンプレッサ／リミッターを用いるのですが、使ったことがない人にとっては、非常に使い方が難しいというのが難点です。とくにスレッショルド、レシオという設定がわかりにくいため、使うのをあきらめてしまう人もすくなくありません。しかしAudio Creatorのプラグインとして入っているMastering Limmiterというものは、誰でも使えるように工夫されており、「しきい値」と「マージン」というものを調整するだけで、グッと音圧をあげることができます。

ノイズリダクション処理などで削られた高域成分を補強できるパラメトリックEQ

さらにノイズリダクションを使ったことで、弱くなりがちな高域成分を持ち上げるために、パラメトリックEQを使うことで、ほぼ完璧なサウンドへとマスタリングできるのです。

CDライティング機能やMP3へのエンコード機能なども装備

CDライティング機能で、オーディオCDの作成も簡単

このようにして作った音は前述のとおり、CDライティング機能によってCDに焼くことが可能です。もちろん、複数の曲をまとめてアルバムとしてCDに焼くことも可能です。

一方、MP3などに変換する機能も非常に多彩です。そう、これはSONARのオーディオエンジンを流用しているだけに、SONARのもっているエンコード機能がそのまま使えるようになっているのです。

MP3、WMA、AIFF、CAF、W64などさまざまなデータ形式での保存が可能となっている

具体的にはMP3のほかにWMA、FLAC、AIFF、AU、CAF、W64などなどへのエンコード／変換が可能となっているのです。またMP3化する際、曲名や作曲者名、アルバム名、ジャンルなどを設定しておくこともできるので、まさに自分のオリジナルデータを作成することができるわけです。

なお、このAudio Creatorの発売は3月末の予定で、オープン価格ですが実売が7,000円程度となる見込みです。