DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

新生CakewalkのAudio Creator

2月8日、Rolandの新製品発表会が開催され、さまざまな製品が登場しました。DTM関連製品として登場したのはCakewalkの新製品、Audio Creatorというソフト。今回はこのソフトを中心に紹介します。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

NAMM SHOW 2008で発表された製品がお目見え


Audio Creator
Rolandの春の新製品発表会が開催され、新製品を使ったライブなどが行われた
すでにご存知の方も多いと思いますが、1月に米国で開催された世界最大の楽器の展示会、NAMM SHOW 2007において、さまざまな新製品が出ていますが、日本のRolandもさまざまな製品を発表しています。

ただ、国内での正式なアナウンスはこれまでなかったのですが、2月8日、それが正式に発表され、その翌日には一般向けのイベント「ローランド サウンド・スパーク2008」で、公開されました。

Rolandブランド製品はもちろん、DTM・デジタルレコーディング関連を中心とするEDIROLブランド、またギターやベースのエフェクトなどのBOSSブランド、そしてSONARを中心としたソフトウェアを展開するCakewalkブランドの4ブランドの製品がいろいろと登場したのです。

この製品発表に合わせ、ステージ上ではミュージシャンによる新製品を利用したライブが展開されました。


Fantomの新製品、BOSSのマルチエフェクトなどが登場


Fantom-G8
Roland製品の目玉はメインストリームのシンセサイザキーボード、Fantomのモデルチェンジ
Rolandブランドで発表されたメイン製品は、シンセサイザキーボード、Fantomシリーズの新モデル、Fantom-G6/G7/G8。SuperNATURALという技術による拡張ボード、ARXシリーズを搭載可能にするとともに、8.5インチという大型ディスプレイをマウスで操作可能にするPC風なユーザーインターフェイスが武器となっています。

また、V-DrumもTD-9という新音源モジュールが発表され、それを中枢に据えたドラムキットも登場となっています。


R-44
EDIROLブランドの4TrのリニアPCM、R-44はSDカードに記録できるためコンパクト
一方、BOSSからはUSBオーディオ機能も装備したギターエフェクトGT-10およびベースエフェクトGT-10Bが登場。エフェクトをかけた音をそのままPC側でレコーディングしたり、PCで再生した音とギターをミックスしてモニター再生できるといった機能を装備しています。

そしてEDIROLからはR-44という24bit/192kHzでのレコーディングが可能な4トラックのポータブルレコーダーが登場。このR-44を2台並べてケーブルで接続すると完全に同期する4トラックのレコーダーとなるのが非常にユニークなポイントとなっています。
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