DTM・デジタルレコーディング/シンセサイザー活用ノウハウ

誰でも弾けるシンセサイザ、KAOSSILATOR

楽器が弾けない人でも、シンセサイザなんて触ったことがないという人でも、思う存分演奏を楽しめるというユニークで超コンパクトな楽器、KAOSSILAORがKORGから誕生しました。さっそく触ってみたので紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

KAOSS PAD - mini-KPの兄弟分として登場したKAOSSILATOR


KAOSSILATOR
KAOSS PAD - mini -KPと兄弟分であるKAOSSILATOR
シンセサイザといえば、普通は鍵盤の形か、音源モジュールの形をしています。もちろん最近はそうした形も持たないソフトシンセが幅を利かせてきていますが、ソフトシンセも含めて、従来にはなかった新発想のシンセサイザ、KAOSSILATOR(カオシレーター)がコルグから誕生しました。

といっても、定価が24,780円で、実売20,000円程度。手のひらサイズで、106(W)x129(D)x29(H)mm、154gという非常にコンパクトな機材です。

「あれ?どこかで見たことがある」と思う方もいるかもしれませんが、これはKORGの人気エフェクター、KAOSS PAD(カオスパッド)mini-KPの兄弟分として登場した機材であり、サイズ的にもまったく同じ。KAOSS PAD -mini-KPが赤なのに対して、KAOSSILAOTRは黄色となっていて、いずれも単3電池×4本で駆動し、どこへでも持ち歩いて使えるのが特徴となっています。


指先でパッドを触ればもう音が鳴り出す


KAOSSILATOR
KAOSSILATORにはMIDI端子などはなく、あるのはオーディオ出力とヘッドホン出力のみ
では、どうやって使うのでしょう?KAOSSILATORには鍵盤もなければ、MIDIの端子もありません。あるのは、ピンジャックのオーディオ出力端子とヘッドホン端子くらいです。とりあえず、よく分からないものの、このヘッドホン端子にヘッドホンを繋ぎ、KAOSSILATORのスイッチをON。

ここで黒いパッド部分を指先でタッチしてみると、音が出ます。そう、演奏はあくまでもパッドを使って行なうというものなのです。

さらにパッドに指を乗せたまま、左右に指を動かすと音程がピラピラと変化していきます。メロディーを演奏するのとはちょっと違う感じですが、動かすことによってフレーズっぽくもなってきます。さらに上下方向に動かすと、ビブラートがかかった具合いに音が変化します。もちろん、円を描くように指を動かせば、いろいろと音が変わってくるというわけです。
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