国産のループシーケンスソフト,MIXTURE登場(2ページ目)

オーディオループ素材、MIDIループ素材が4000種類

ジャンルや楽器名などで4000種類あるループ素材を絞り込むことができる

このMIXTUREに用意されているループ素材は大きく分けると
　　　オーディオループ
　　　MIDIループ
の2種類があります。オーディオループ素材について調べてみると、ACIDループと同じ形式のWAVファイルで、全部で約1,800。またMIDIループ素材は全部で約2,200ありました。

それぞれにジャンル名や楽器名などが埋め込まれており、その検索機能も搭載されているので、簡単に目的のファイルを絞り込んで見つけ出すことができます。

またユーザーはそれがオーディオループなのかMIDIループなのかを意識する必要はほとんどありません。この点ではGarageBandともよく似ています。とりあえず、見つけ出して貼り付ければ、それですぐに音が鳴ってくれるのです。

なお、試しに既存のACIDファイルをWindowsのエクスプローラ経由でMIXTUREにドラッグして貼り付けようとしましたが、これはうまくいきませんでした。何か裏ワザがあるのかもしれませんが、基本的には、この計4,000種類のループ素材を作って音楽を組み立てていくことになります。

ポイントはコード設定

コード進行を設定できるのがMIXTUREの特徴。一つ一つコードの設定をすることもできるし、コード進行を選択して張り付けることもできる

このようにMIXTUREはACIDやGarageBandとよく似たループシーケンサではありますが、決定的に違うのがコードを設定するという点です。

確かにACIDやGarageBandでもある程度のことはできますが、ループとは独立した形で曲全体を司るコード進行を別トラックにC、Am、D7、G……などのように設定していくのです。

それに伴って曲が進行していくため、単調なコードのテクノやダンス系の音楽を作るというだけでなく、かなりさまざまな雰囲気の曲を作ることができるのです。