50系統のコントローラを搭載し、フェーダーはストロークの長いものに
バンドルされているエディタソフトを使うことで50ある操作子を自由にアサインできる |
そうした操作子の中で、実際触ってみて、“おっ”と感じるのがフェーダー。旧PCRシリーズと比較してストロークが45mmと1.5倍の長さになり、かなり本格的に使える雰囲気になっていることです。さすがにモータードライブフェーダーではないのですが、これなら操作した際の満足度も高そうです。
さらに従来の8つが9つになったのも大きなポイント。9つ目をマスターフェーダーとして利用できるため、使い勝手が大きく向上するのです。これは左側に並ぶツマミにおいても同様です。
アフタータッチに対応した高性能鍵盤を採用
USB端子やMIDI端子などはすべて側面にあるため、奥行きをとらずに設置できるのは大きなポイント |
したがって、このアフタータッチに対応した音源であれば、新PCRの鍵盤を深く押すことにで音色変化をさせたり、ビブラート表現をつけることが可能になるのです。
Rolandによれば、「スムーズなキー・アクションや安定性の高いキー・マウント、グリッサンド時にも心地よいキー形状、自然なベロシティー・タッチを実現」しているとのことですが、確かにPCR-30とPCR-300を引き比べると、キータッチが明らかに違い、高級っぽくなっていることが感じられます。