DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

エレクトリックドラムでリズム入力をしよう(3ページ目)

ドラム入力に、エレドラを使ってみてはいかがですか?打ち込みのリズムとは明らかに異なる、人間味のあるリズムを作り出すことができます。今回は私が先日購入したRolandのV-Drumを例に紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

MIDIキーボードではなく、エレクトリックドラムを使おう


V-Drum TD-3KW-S
室内にコンパクトに設置でき、叩き心地も非常にいい
でもあなたがドラマーだったらどうですか?いずれの方法もどうも納得がいかないかもしれません。

マウスの打ち込みではあまりにも機械的だし、鍵盤入力ではモタモタした感じになる。ぐちゃぐちゃと数値で指定するなどという面倒なことはしていられないし、自分で叩けば一発なのに……、と。

実は私自身も昔からドラムを叩いていたこともあって、いつも、そんな思いをしていました。しかし、引越しをして、部屋が多少広くなったことから、先日Rolandのエレクトリックドラム、V-Drumを購入し、リズムパートの入力方法が大きく変わりました。

以前はYAMAHAのTMX、DTXというエレドラを使っていたこともありましたが、手狭になったことから手放していたので、約5年ぶりにドラムが日々叩ける環境になりました。比較的安く、コンパクトなTD-3KW-Sというものを買ったのですが、やはり技術の進歩はすごく、より生ドラムに近い叩き心地で、リアルなサウンドで鳴ってくれます。


騒音を出さずに練習できるエレクトリックドラム


ご存知ない方にエレドラについて、簡単に紹介しておきましょう。生ドラムは音が大きいだけに、家庭に置くのは困難ですが、エレドラはゴムパッドのようなものを叩くため、外には軽くポコポコした音が出る程度。だからマンションなどでも問題なく使うことができるドラムです。

このゴムパッドの中にセンサーが埋め込まれており、ドラム音源が鳴る仕組みになっていて、ヘッドホンをすれば、外に音は漏れません。また、設定を変えれば、ロック用のドラム、ジャズ用のドラム、またいわゆるシンセドラムなどに一発で変身。そのオーディオ出力をライン接続すれば、手軽にドラムサウンドを録音することができます。

V-Drum TD-3KW-S
表面がメッシュ状のV-Drumのスネア
見た目は練習用パッドという感じもしますが、実際使っているV-Drumの叩き心地は、生ドラムとほとんど同じ。表面がメッシュになったスネアの感触はホンモノっぽいし、きちんとリムショットも鳴ります。またシンバルを手でミュートすることができ、ハイハットの感触もなかなかのものです。

さらに、その出力はオーディオだけでなく、MIDIも出るのがミソ。そう、これをDAWのMIDI入力へと接続すれば、これでMIDIの打ち込みが可能になるのです。
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