DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

Audacityを使ったノイズリダクション(3ページ目)

フリーウェアでオープンソースの波形編集ソフト、Audacityには標準で強力なノイズリダクション機能を持っています。実際、どのように使えばいいのかを簡単に紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

ヒスノイズ、ハムノイズを取り除く


ノイズリダクション
ステップ1として、まずノイズだけが鳴っている部分を選択して、「ノイズプロファイルの取得」というボタンを押す
では、実際にどのような操作をすればいいのかを簡単に紹介しましょう。まずヒスノイズやハムノイズの場合からです。

Audacityでこれらのノイズを取り除くためには、あらかじめ取り除くべきノイズを用意する必要があります。たとえば、テープのヒスノイズの場合、何も録音されていないただ単に“サーッ”という部分を選択します。その上で、「ノイズの除去」を実行し、「ノイズプロファイルの取得」というボタンを押すのです。これによって取り除くべきノイズの特性をAudacityが把握します。


ノイズリダクション
ステップ2では、全体を選択した上で、ノイズを取り除く強さを設定する
その上で、ステップ2に入ります。今度はノイズを取り除きたい部分すべてを選択してから、再び「ノイズの除去」を実行することでうまく取り除いてくれるのです。この際、強く除去するか弱く除去するか、レベルを設定して試してみるといいでしょう。プレビューをすることで、どんな感じになるか聞くことができるので、いい感じのところで、「ノイズの除去」ボタンを押して実行しましょう。
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