WAVとWMA Professionalのリッピングに対応
WMP11はWAVでのリッピング、WMA Proでのリッピングに対応 |
従来、WMA、WMAロスレスそしてMP3には対応していましたが、今回直接WAVリッピングできるようになったことで、応用範囲が大きく広がります。まあ、WAVリッピングできるツールはいくらでもありますから、珍しい機能がついたわけでは決してありませんが、いつも使うツールであるWindows Media PlayerがWAVリッピングに対応したことで、より便利になることは確かでしょう。
別の見方をすれば、Windows Media Player 11にバージョンアップしたところで、どうということはないというのが実態ではないでしょうか?
サブスクリプションサービスとVista
最後に、プレイヤーソフトそのものではありませんが、Windows Media Playerに関連して話題になっている2点について触れておきましょう。
まずはサブスクリプションサービス。定額配信といった呼び方もされていますが、アメリカで行われているNapsterなどのサービスが国内でもスタートする見込みです。これは、月額固定の料金を支払えば、いくらでも曲をダウンロードでき、楽しむことができるというもの。これまでのように1曲150円といった概念ではないため、存分にダウンロードできるのです。
ただし、月額固定の会員を脱退すると、ダウンロードした曲もすべて再生できなくなるという仕組みで、これはWindows Media DRM 10によって実現されます。ちなみにこのDRM 10はWindows Media Player 10でも搭載されているものです。
もうひとつは来年初頭に発売されるWindows Vistaとの関係。Windows Media Player 11はXP用とVista用が別バージョンになっており、Windows VistaにはWindows Media Player 11が最初からバンドルされるとのことです。