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Steinberg製品の発売元がYAMAHAに!(2ページ目)

YAMAHAによるSteinberg買収から2年半。Cubaseのバージョンアップは止まったままですが、少しずつ動きも出てきたようです。国内における最近の動きについて、見てみることにしましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

6月1日から、Steinberg製品の発売元がYAMAHAに


WaveLab6
CubaseやWaveLab、Nuendoなどの発売元がYAMAHAになる
さて、そんな中、ユーザーにとっても大きい動きがひとつありました。それはCubaseなどのSteinberg製品の販売元が6月1日からYAMAHAに代わるということです。

Steinberg Japanって会社があるのになぜ?と思われる方も多いと思いますが、このSteinberg Japanは元々Steinbergの子会社というわけではなく、日本の代理店であるCAMEOの子会社だったのです。また実際の販売はこれまでもCAMEOが行ってきたのですが、そのCAMEOからYAMAHAに移行するのです。また、すでにSteinberg Japanという会社自体もCAMEOに吸収統合されており、Webサイトは存在するものの、現在はなくなっているようです。

もっとも、YAMAHAはあくまでも輸入代理店としてSteinberg製品を扱うだけで、YAMAHAのCubaseSXなどになるわけではありません。実際、YAMAHAとしてはSteinbergというブランドはしっかりと残していく意思を持っており、今回の販売元の移動も単にSteinbergとCAMEOの契約期間が満了したための切り替えに過ぎないとしています。


既存ユーザーのサポート業務はYAMAHAが引き継ぐ


ここで現ユーザーの方々として気になるのは、サポートについてでしょう。これについては、現在のCAMEOからYAMAHAへユーザー情報などが引き継がれるようなので、大きな混乱はなさそうです。

また、YAMAHAでのSteinberg製品のマーケティングについては旧Steinberg Japanのメンバーが中心に行うようなので、その辺でも安心です。
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