DTM・デジタルレコーディング/シンセサイザー活用ノウハウ

(2)アナログシンセの構造(2ページ目)

すべてのシンセサイザのベースの考え方になるのがアナログシンセです。今回はアナログシンセがどんなモジュールで構成されているのかを見てみます。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

5つのモジュールで構成されるアナログシンセ


アナログシンセサはもう30年以上前に登場したもので、まさにアナログの電気回路の固まりです。現状、本当の意味でのアナログシンセを入手するのは、なかなか困難ではありますが、ここでの考え方は現在のデジタルシンセでもそのまま使われているのです。

さっそく、アナログシンセサイザの構成図を見てみましょう。
アナログシンセの構成図
アナログシンセの構成。VCO、VCF、VCA、EG、LFOという大きく5つのモジュールから構成されている。キーボード側からどのキーが押されたかの信号がVCOに入った後、VCF、VCAを通過して音となって出力される。

これを見ると、まずキーボードの音階の信号が入り、
   VCO
   VCF
   VCA

という3つのモジュールを経由して、音となって出力されていることがわかるでしょう。また、この3つのモジュールに対して、
   EG
   LFO

という2つのモジュールから信号が行っているという構成です。

このようにアナログシンセでは計5つのモジュールから構成されており、これによってさまざまな音色が作られるようになっているのです。
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