5つのモジュールで構成されるアナログシンセ
アナログシンセサはもう30年以上前に登場したもので、まさにアナログの電気回路の固まりです。現状、本当の意味でのアナログシンセを入手するのは、なかなか困難ではありますが、ここでの考え方は現在のデジタルシンセでもそのまま使われているのです。
さっそく、アナログシンセサイザの構成図を見てみましょう。
アナログシンセの構成。VCO、VCF、VCA、EG、LFOという大きく5つのモジュールから構成されている。キーボード側からどのキーが押されたかの信号がVCOに入った後、VCF、VCAを通過して音となって出力される。 |
これを見ると、まずキーボードの音階の信号が入り、
VCO
VCF
VCA
という3つのモジュールを経由して、音となって出力されていることがわかるでしょう。また、この3つのモジュールに対して、
EG
LFO
という2つのモジュールから信号が行っているという構成です。
このようにアナログシンセでは計5つのモジュールから構成されており、これによってさまざまな音色が作られるようになっているのです。