パソコンがボーカルになるソフト登場!?
|
YAMAHAの技術をベースにCryptonがパッケージ化した、音声合成ボーカルソフト、VOCALOID MEIKO |
異色のソフトとして、ちょっと目立っていたのが
Crypton Furture Mediaが展示していたVOCALOID MEIKOというソフト。このソフトのコア部分はYAMAHAの開発だそうですが、これはメロディーと歌詞を入力するとMEIKOさんの声で歌ってくれるというものなのです。ボコーダーを使った声といった感じですが、ハッキリと聞き取れる日本語で歌っていました。ピアノロール風な画面で入力を行うのですが、それをReWireでDAWと同期させて使ったり、VSTインストゥルメントで呼び出して使うなど、既存ソフトといっしょに使えるのが大きな特徴ともなっています。
ベース専門のアレンジ機能プラグイン
|
MI7のブースで展示されていた新VSTインストゥルメント、BORNMARK MUSIC SoftwareのBROOMSTICK BASS |
その向かいのブースではReasonやReCycle!などPropellerhead製品などを扱うMI7が出展しており、近々登場するBORNMARK MUSIC SoftwareのBROOMSTICK BASSというVSTインストゥルメントを展示していたのが印象的でした。これはベースソフトなのですが、コードと楽器を選択すると、自動的にその楽器にあったフレーズで演奏してくれるというもの。ベース楽器の種類としてかなりのバリエーションを持っており、それぞれオリジナルのパターンが用意されているので、実際に使ったことのない楽器でも、それにぴったりマッチしたフレーズが演奏できるというので非常に便利に使えます。その演奏結果をDAW側でMIDIとして、またオーディオとして取り込んで修正することも可能なので、応用はいろいろ考えられます。
そのほか、IDECSではmoogmodular V 2.0やminimoog V、CS-80Vなどの新バージョンを、High Resolotionではlive4、YAMAHAはMOTIF、RS7000などを展示しており、どこのブースもにぎわっていました。これらについて、またちょっと違った視点で書いた記事をAV Watchの
Digital Audio Laboratoryのほうでも掲載していますので、
テクノポップの記事とともにご覧いただけたらと思います。