DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング新商品情報

sonarsound tokyo 2004共同企画 sonar DTM新製品レポート(3ページ目)

YMOメンバーが11年ぶりにライブを行ったsonarsound tokyo 2004にテクノポップガイドの四方さんと行ってきました。そこで2サイト共同企画ということで、こちらはDTMの側面からこのイベントをレポートしてみす。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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パソコンがボーカルになるソフト登場!?


VOCALOID MEIKO
YAMAHAの技術をベースにCryptonがパッケージ化した、音声合成ボーカルソフト、VOCALOID MEIKO
異色のソフトとして、ちょっと目立っていたのがCrypton Furture Mediaが展示していたVOCALOID MEIKOというソフト。このソフトのコア部分はYAMAHAの開発だそうですが、これはメロディーと歌詞を入力するとMEIKOさんの声で歌ってくれるというものなのです。ボコーダーを使った声といった感じですが、ハッキリと聞き取れる日本語で歌っていました。ピアノロール風な画面で入力を行うのですが、それをReWireでDAWと同期させて使ったり、VSTインストゥルメントで呼び出して使うなど、既存ソフトといっしょに使えるのが大きな特徴ともなっています。


ベース専門のアレンジ機能プラグイン


MI7ブース
MI7のブースで展示されていた新VSTインストゥルメント、BORNMARK MUSIC SoftwareのBROOMSTICK BASS
その向かいのブースではReasonやReCycle!などPropellerhead製品などを扱うMI7が出展しており、近々登場するBORNMARK MUSIC SoftwareのBROOMSTICK BASSというVSTインストゥルメントを展示していたのが印象的でした。これはベースソフトなのですが、コードと楽器を選択すると、自動的にその楽器にあったフレーズで演奏してくれるというもの。ベース楽器の種類としてかなりのバリエーションを持っており、それぞれオリジナルのパターンが用意されているので、実際に使ったことのない楽器でも、それにぴったりマッチしたフレーズが演奏できるというので非常に便利に使えます。その演奏結果をDAW側でMIDIとして、またオーディオとして取り込んで修正することも可能なので、応用はいろいろ考えられます。


そのほか、IDECSではmoogmodular V 2.0やminimoog V、CS-80Vなどの新バージョンを、High Resolotionではlive4、YAMAHAはMOTIF、RS7000などを展示しており、どこのブースもにぎわっていました。これらについて、またちょっと違った視点で書いた記事をAV WatchのDigital Audio Laboratoryのほうでも掲載していますので、テクノポップの記事とともにご覧いただけたらと思います。
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