テクノポップとの初の共同企画
10月9日、10日に恵比寿ガーデンプレイスで開催されたsonarsound tokyo 2004 |
実は、このsonarsound tokyo 2004のレポートはDTM・デジタルレコーディングとテクノポップの2サイトでの共同企画となっています。この2サイト、同じAll Aboutのエンターテインメントチャンネルの近い位置づけにありながら、実はこれが初の共同企画となります。
イベントの開催される1週間ほど前に、「テクノポップガイドの四方さんなら、きっとこのイベントに参加されるのでは」と思い、メールしたところ、もちろん来るという連絡がもらえたので、初の共同企画をやってみよう、と持ちかけたのです。もっとも、実際のイベント内容次第ではあったのですが、非常に混雑している会場内で、無事落ち合うことができ、簡単な打ち合わせした結果、GO!ということになったのです。
ぜひ、テクノポップ側の視点からも、どんなイベントであったのかをご覧になってください。
※「sonarテクノポップ・レポート」の記事もぜひ読んでみてください
sonarsound tokyo 2004とは
sonarsound tokyo 2004と聞いて、「これはCakewalkのDAWのイベント?」なんて思った方もいるかもしれませんが、これは1994年から毎年スペインのバルセロナで開催されているライブイベント。エレクトロニック・ミュージック&マルチメディア・アートの祭典として実績のあるもので、日本で開催されるのは今年が初めてです。
中でも注目の的であったのは、二日間のライブの締めを飾ったHuman Audio Sponge=Sketch Show + Ryuichi Sakamotoです。そう、そのメンバーとは細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一の3人。そうYMOの再生以来11年ぶりの3人のライブだったのです。当日は、その3人のほか、途中からゲストメンバーに小山田圭吾が加わるという豪華メンバー。どんな機材を使っていたのかなどは、遠目にはよく分かりませんでしたが、教授と細野さんの前にはiBookがあって、それを操作していたことは確かでした。
アンコール後の最終曲ではHuman Audio Spongeバージョンのpure jamが演奏されるなど、かなり盛り上がっていました。そのpure jam、YMOバージョンとはまったく違うものでしたが、CUEからのサンプリング音などもミックスされているなど、結構マニア心を刺激するものではありました……。まあ、ライブ内容については、テクノポップの記事のほうにお任せしましょう。