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【新製品速報】 SONAR4,CubaseSX3が揃って登場(2ページ目)

DAWソフトの大御所CakewalkのSONAR、SteinbergのCubaseSXのそれぞれ新バージョンが発表されました。それぞれ前バージョンの登場から約1年で登場した、これらのソフト、どんな進化をしているのでしょうか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

オーディオエンジンは強化され、DXiにも新ソフト投入


そしてエンジン部分としてはディザリング機能にPOW-rを搭載したこと、またストレッチにProsoniq MPEXタイムスケーリングを搭載したことや、オーディオエンジンパフォーマンスを最適化していること、そしてフリーズ機能の搭載によりソフトシンセを使ったMIDIトラックを予めオーディオ化することで、CPU負担を軽減する機能などがあげられます。

SONAR4 TTS-1またDXiとしてTTS-1という新たなソフトがバンドル。16パート/マルチアウト/GM2サウンドとなっていますが、このソフトはユーザーインターフェイスをCakewalkが、ウェーブテーブルデータをRolandが作った共同開発ソフト。まあ、スペックを考える限りHyperCanvasのCakewalk版という感じもしますが、まだ実際の出音を聴いていないので、どんなものなのでしょうか……。


SONAR4そのほかにも、ミキサー部分がより洗練されたデザインになっていたり、UVピークメーターがより細かく確認できるようになったり、ループデータをスライス単位でエンベロープを利用したゲイン、パン、ピッチの調整ができるようになるなど、SONAR3で、「あの機能があったら…」と思っていたような機能が一通り搭載されています。


アメリカでは今月中くらいに発売され、気になる日本も早ければ11月、おそくとも年内には発売されることが予想されます。製品ラインナップとしてはSONAR3と同様、上位のProducer Edition、下位のStudio Editionの2つになる模様で、Studio Editionには前述のLexcionやSonitusのサラウンドエフェクトやPOW-rディザリング、MPEXタイム・スケーリング機能などは搭載されません。
新たに加わるDXi対応ソフトシンセ、TTS-1。CakewalkとRolandの共同開発で、GM2対応のオールマイティーソフトシンセとなっている
スライス単位でパンやボリュームなどを変化させることができる
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