レイテンシーとバッファの関係
このことが、レイテンシーを発生させる原因です。つまり、もしCPU側が送ったデータが一旦バッファに貯まってから音になるので、そのタイムラグがレイテンシーとなるわけです。
ということは、バッファのサイズを小さくすれば、その分、音の遅れ、つまりレイテンシーが小さくなるのです。
ドライバの設定画面ではバッファサイズの設定があり、このサイズを小さくするとレイテンシーが小さくなる |
レイテンシーを1msec以下の値まで追い求める人が増えていますが、そもそもどの程度が最適値なのでしょうか?レイテンシーとバッファの関係やスピーカーとの距離も考えながら、最適値について検証してみます。
藤本 健
DTM・デジタルレコーディング ガイド
DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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