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【新製品レポート】 SB Audigy2 ZS登場(2ページ目)

Sound Blasterシリーズに最高スペックのAudigy 2 ZSという製品が誕生しました。7.1ch対応で、SN 108dBを実現というのが謳い文句ですが、実際にどんなもので、買い替えメリットがあるのかなどを試してみました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

では、Platinum Pro、Platinum、Digital Audioという3モデルの差はというと、Platinum Proではマイク入力端子やラインイン端子などをPC外部のブレイクアウトボックスに搭載したタイプ、Platinumはそれらを5インチベイに内蔵するタイプ、そしてDigital Audioは基本的な入出力端子のみをカード上に載せたという構成になっています。


またDTMの観点からすると、バンドルソフトにも大きな違いがあります。Platinum ProとPlatinumにはDigital Audioには入っていない強力なソフトがバンドルされているのです。具体的には
   Steinberg Cubasis VST 4.0
   Steinberg WaveLab Lite
   Image Line FL Studio 4
の3つ。Cubasis VSTはご存知の通りCubase VSTのライト版。MIDI&オーディオのシーケンスソフトとして使うことができ、エフェクトのプラグインであるVSTプラグインはもちろんソフトシンセのプラグインであるVSTインストゥルメントも利用することが可能です。またWaveLab Liteは強力な波形編集ソフトであり、これさえあれば、一通りのことは可能です。

そしてもう一方のFL Studio 4はそれまでのバージョンではFlooty Loopsと呼ばれていた統合型のソフトシンセです。現行バージョンではFL Studio 4と名称を改め、製品版ではFL STUDIO 4 PRODUCER EDITONとFL STUDIO 4 FRUITYLOOPS EDITIONという2種類が存在しています。しかし、ここにバンドルされているのは、この2つとは若干異なるもので、FRUITYLOOPS EDITONからピアノロール画面を削除したものとなっています。しかし、搭載されているソフトシンセ類はすべて同じですから、普通はこれで十分だと思うし、どうしてもピアノロール機能などMIDIシーケンス機能が必要であればCubasis VSTと併用すれば十分というよりも、FL STUDIO 4 FRUITYLOOPS EDITIONのそれよりも遥かにすぐれたものとなります。ちなみにFL STUDIO 4 FRUITYLOOPS EDITIONの国内価格は定価19,800円。機能に若干の違いがあるので、一概には比較できませんが、これだけでもかなり得な感じはします。
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