第2弾はSR202というサンプリングドラムマシン。16のパッドを持ち、サンプリングデータの変更は自由自在。またフィルターなどが搭載されているので音色をいじるのもできます。
そして第3弾はサンプラー。名前はDS404。101、202と来たら303かなと思ったら、ひとつ数字が飛んだんですよね。“TB303に敬意を表して”ということなのでしょうか?サンプラーとしての機能は一通り揃っていて、WAVファイルを読み込んでキーマップを作ったり、フィルターをかけたり、エンベロープをつけたりと、何でもできます。
以上の3ソフトはComputer Musicオリジナルとはいえ、開発はMuon Softwareという会社です。それに対し、最新の第4弾、CM-505というドラムサンプラーはLinPlugという会社の開発。そう、最近SingerSongWriterのインターネットが取り扱いをはじめているドイツのソフトメーカーです。16個のパッドを持ち、それぞれの音に対し簡単な設定変更もできるようになっています。それほど高機能といえるものではありませんが、結構使えるソフトです。
いずれのソフトもVSTインストゥルメントとなっており、WindowsおよびMacそれぞれに出ているのですが、嬉しいことにComputer Music毎号にライブラリとして上記のソフトシンセが収録されているのです。また、これら以外にもいくつかのプラグインソフトが機能制限なしの完全版として収録されているなど、わざわざバックナンバーを揃えなくてもいいのがポイントです。
一方のFurture Musicにも、ときどきCompuer Musicに収録されているソフトが入ることもありますが、それとは別にオリジナルソフトが収録されていることもあります。たとえば2003年8月号にはNative InstrumentsがFurure Music用に開発したNI CARBONというソフトシンセが312音色のデータとともに収録されています。これもやはりWindows、MacのハイブリッドでVSTインストゥルメントのほかにDXiさらにはスタンドアロンでも動作するというようになっています。
このようにバンドルソフトやデータに魅力のあるFuture MusicとComputer Music。気になるのはその価格でしょう。現地イギリスでの1冊あたりの値段はCD-ROM込みでそれぞれ£4.99、£5.50。£1=200円とすると、約1,000円と1,100円。国内での取り扱い価格はお店によってそれぞれでしょうが、その倍くらいではないでしょうか?イギリスから年間定期購読することも可能で、その場合は送料込みで、いずれも1号分のオマケつき計13ヶ月分で£85となっています。年間17,000円。安い買い物ではありませんが、買ってみる価値はありそうだと思いませんか?
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