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DTM・デジタルレコーディング業界に激震 米社がSteinbergを買収

12月18日、CubaseのSteinbergが米国のPinnacle Systems社に買収されました。Appleに買収されたEmagicに続く買収劇、果たしてCubaseはどうなるのでしょうか。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

12月18日、またこの業界を激震させるニュースが飛び込んできました。いまCubaseSXの大ヒットでDAWソフトでの先頭を走るSteinbergが買収されたというのです。これは一体どういうことで、今後どんなことになるのでしょうか?

 買収劇といえば7月1日にLogicを開発するドイツのEmagic社がAppleに買収されるという大事件が起きたばかり。この買収により、EmagicはLogicのWindows版の新規開発を取りやめ、完全にMacintosh用ソフト専門のメーカーへと変貌してしまいました。国内では、もともとミディアがEmagicの代理店として販売を行ってきましたが、その形は買収後も変化無く、Windowsの新規販売は取りやめたものの、従来どおりの営業を続けてきています。

 EmagicとSteinbergはともにドイツのソフトメーカーとして非常に似たような歴史を歩んできた企業。果たしてSteinbergは今後どうなるのでしょうか?また、CubaseやNUENDO、HALion、Virtual Guitaristといったソフトはどうなるのでしょうか。

 まず、今回の買収に関して、Steinbergの日本支社であるスタインバーグ・ジャパンは20日付けでプレスリリースを出しており、

 Pinnacle Systems, Inc.(NASDAQ:PCLE)社は、本日、ドイツハンブルグに本社を置くSteinberg Media Technologies AG社のすべての株の買収に関する最終合意に達したことを発表しました。Steinberg社は、コンシューマー/プロフェッショナル用デジタルオーディオソフトウェアを開発しています。両社は、買収に関する諸手続きを2003年1月上旬までに完了させる見込みです。

と、まず伝えています。
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