DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

文字のフォント感覚で音色を扱える SoundFontって何?(4ページ目)

SoundFontというキーワードを目にしたことのあるけど、よく知らないという人は多いのではないでしょうか。実はかなり画期的なものなのですが、今回はこのSoundFontについて解説してみます。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

■SoundFontはサンプラーのフォーマット

 すでにお気付きの方も多いと思うが、SoundFontを読み込んで、鳴らせるシンセサイザは、まさしくサンプラー音源そのものです。つまり、前出のSoundBlaster Live!やAudigyまた、Audio Production Studioなど、いずれもサンプラーであり、しかも、かなり高性能なサンプラーということができます。
 また、実際にサンプラーとして発売されている製品にもSoundFontが扱えるものもあります。たとえば、Emu-EnsoniqのASR-X Proなどもそのひとつです。また、ソフトシンセ、ソフトサンプラーの類にいたっては、もはやSoundFontはデータフォーマットの標準となっており、多くのソフトがサポートしています。

 具体的にいえば、SteinbergのHalion、NativeInstrumentsのBattery、Emagicの EXSP24、UNITYのDS-1、bismarkのbs-1、ちょっと変わりだねではCreamw@reのVolksampler……と数えればキリがないほどです。
 その一方で、SoundFontのライブラリもいろいろと登場しており、市販のもの、フリーウェア、シェアウェアなどなどあります。

 このようにSoundFontは手軽に扱え、非常に応用範囲も広いすごい規格なのです。ぜひ、一度使ってみてはいかがでしょうか。
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で DTM・デジタルレコーディングを見るAmazon で DTM 関連の商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます