――ところで、こうした曲作りというのは、どうやって行っているんですか?
りの:実は私たち、普段はずいぶん離れて生活しているんです。私は東京で、ゆきちゃんは大阪。だから、サクサク簡単にできたというわけじゃないんです。ホームページで案内をしているように、しょっちゅうライブはやっているので、そうしたライブの合間に2人で作ったり、私の実家がある神戸でも結構、2人で曲作りはしましたね。
でも、テープを使って曲のイメージを作るという感じですけどね。また、いろいろなところにノートパソコンを持っていったりもしますよ。私のノートはMacのPowerBook 2400だから、ちょっと古いんですけどね。これにTONTATAさんのフリーウェアMIDI Graphyをつかってます。ゆきちゃんはVAIO Noteを持ち歩いてるんだよね。お互い、遠くにいるときはメールにMIDIデータを添付してやりとりしています。
ただ、やはり2人いっしょにいないと最終的にはまとまらないんですが。あと曲作りの際にはTASCAMのマルチトラックのMDレコーダーを用いて作るときもあるかな。
---お二人とも、結構コンピュータを駆使しているんですね。パソコン歴とかDTM歴は長いんですか?
ゆき:私がCubaseVSTをつかったのは、1stアルバムのときからだから、2000年1月ごろからですから短いですよ。それまではCakewalk home studioも使ったこともあるけど、それほど使いこなせてはいなかったし……。その前はカセットやMDのMTRも使っていました。まだAreareaっていう名前になる以前のことですけどね。
りの:私は、まだ神戸にいたころYAMAHAのWindows用のHELLO!MUSIC!を買ったので、それに入っていたXGworksを使ったのが最初です。音源はMU90でした。デモテープを作るためにメロディーをストックするのに使っていました。
――最後に、Areareaに興味を持ってくれた人に対して、コメントをいただけますか?
りの:ネット上で私たちの曲を試聴することはできますので、ぜひ聞いてみてください。また、興味を持っていただけたら、ぜひライブに来ていただけると嬉しいです。ライブはアルバムとはまったく違う世界です。本当にボーカルとピアノだけの世界。もちろん、ここにはコンピュータはまったく出てきませんけどね。
――今日は本当にありがとうございました。
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