この３ジャンルの中でも特に大きな目玉となっているのがオーディオインターフェイスです。具体的な製品名でいうと
DA-2496 …… Digital Audio Interface
UA-5 …… USB Audio Capture Audio Interface
UA-1D …… USB Audio Capture Audio Interface
UA-1A …… USB Audio Capture Audio Interface
の５製品です。
簡単にいうとDA-2496はPCIバスで接続するオーディオインターフェイスであり、名前からも想像できるように24bit/96kHzに対応したものです。またUA-5、UA-1D、UA-1AはUSB Audio Caputure Audio Interfaceシリーズとして製品化されたもので、これまであったUA-100GやUA-3などの延長線上にあるものです。
価格などは、まだはっきり分からないものの、とくにUSB製品はかなり安く登場してくるものと思われます。
■DA-2496でついにプロレコーディング市場へ参入
では、もう少し具体的に見てみると、まずDA-2496は写真のとおり、1Uのラックマウント型のユニットであり、コンピュータとの接続はPCIバスのカードを使って行います。スペック的にいうと24bit/96kHzに対応し、8IN/8OUTとなっており、接続できる入出力端子はまさにマルチです。具体的には、入力側のアナログはキヤノン（XLR）や、標準ジャック、マイクで、ファンタム電源に対応しています。またデジタルではオプティカルおよびコアキシャルのS/PDIFが接続可能です。出力側もラインの標準ジャックとRCAジャックに対応するなど、一通りそろっています。
さらにこうしたオーディオ入出力ポートに加え、外部機器との同期をとるためのワードクロックの入出力端子、さらにはMIDI入出力端子も１ポートずつそなえるなど、これ１つですべてOKという製品に仕上がっています。
もっとも、こうした製品は、世の中的にはDA-2496が初めてというわけではありません。ご存知のとおり、これまでもECHOやM-AUDIO、EGO-SYS、RME、STA……と各社から発売から発売されていましたが、いずれも海外製品でした。しかし、このプロレコーディング市場ともいえる24bit/96kHzでマルチポート入出力を装備した製品の市場へ、ついにエディロールが参入したといえるわけです。
もちろん、この製品はWindows9x系、WindowsNT/2000に対応しているほか、Macintoshにも対応し、ASIOドライバなどにも対応しています。そのため、CakewalkSONARで使えるのはもちろんのことCubaseVSTやLogicAudio、またDigitalPerformerをはじめとする各アプリケーションで使うことが可能です。
