DTM・デジタルレコーディング/DTM基礎知識

【シリーズDTMの基礎知識 2】 MIDIケーブルを流れる信号の正体(3ページ目)

MIDIとは電子楽器同士を接続するための規格です。では、MIDIではどのような仕組みで、どんな情報のやりとりをしているのしょうか? 今回は、少し具体的にその信号について説明してみたいと思います。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

【3】その他の情報
MIDIでは、先ほど述べたような音の高さ、音の強さ以外にもさまざまなデータを送ることができます。代表的な物をいくつか挙げてみましょう。

(1)プログラム・チェンジ
音色番号の切替についての情報です。対応している音色番号をプログラム・チェンジ情報として送ることにより、ピアノからギター、さらにオルガンへといった変更をMIDIを通じて簡単にできます。

(2)ピッチ・ベンダー
音の高さを上げ下げする情報です。ギターでいうチョーキングです。

(3)コントロール・チェンジ
演奏に関するさまざまな情報です。
サックスなど管楽器による演奏で、息を吹くときの強さを表現したり、ピアノのフットペダルのオン・オフを表現したりすることができます。

(4)アフター・タッチ
これは鍵盤を押したあとの指の動きを表します。ピアノの鍵盤を押して、さらに強く押さえたときの音の変化などをMIDI信号を通じて伝えることができます。
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