LAN・無線LAN・Wi-Fi/LANケーブルを敷設する

LANケーブルの屋外配線のノウハウ(2ページ目)

LANケーブルを屋外に配線するには、壁に穴を開けてケーブルを外に出し、さらに別の壁に穴を開けてケーブルを入れる作業を伴いますが日曜大工が得意な方なら自分でもできるでしょう。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

屋外のケーブル保護にはドレンホースを利用する

LANケーブルには耐候性がほとんど無いので、何か保護するものが必要です。業者に頼んで専用の保護材を入手するのが一番よいのですがなかなかそうはいきません。

そこで、ホームセンターなどで販売されている洗濯機のドレンホースを利用するとよいでしょう。

ドレンホースなら30m2000円程度で販売されていると思います。切り売りなら、1mで100円程度でしょう。このドレンホースにLANケーブルを通して保護材とします。

ドレンホースを壁に固定するには、テレビのケーブルを固定するための金具を利用するとよいでしょう。その際、くれぐれもLANケーブルに自重がかならないように、保護材(ドレンホース)を金具に固定します。下の写真は、LANケーブルを保護材に通し壁に固定したときの様子です。

LANケーブルを保護材に通し壁に固定した

LANケーブルを保護材に通し壁に固定した



ケーブルを室内に入れるにはエアコンのダクトを利用する

室内にLANケーブルを入れるには、エアコンを取り付けたときに業者が開けた穴を利用するとよいでしょう。もちろん、室外に出すときにエアコンのダクトを利用しても結構です。

エアコンの室内機は、上に持ち上げて引っ張れば案外簡単に外すことができます。室内機を外すとダクトが見えますから、そこにLANケーブルを外から通します。

とはいっても、そのままではなかなかうまく通りませんから、梱包用のタフロープの両端に針金とLANのコネクタを下の写真のように粘着テープなどで固定し、針金をダクトに通してからそれを引っ張ってLANケーブルを通すようするとよいでしょう。ちなみにこれは壁にLANケーブルを通すときにも利用できます。

壁に通しやすくするために、梱包用のタフロープの両端に針金とLANのコネクタを粘着テープなどで固定し、それを引っ張って通した

壁に通しやすくするために、梱包用のタフロープの両端に針金とLANのコネクタを粘着テープなどで固定し、それを引っ張って通した


LANケーブルをダクトから壁に入れた

ケーブルがダクトから壁に入っている様子



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