LAN・無線LAN・Wi-Fi/LANケーブルを敷設する

LANケーブルの屋外配線のノウハウ

LANケーブルを屋外に配線するには、壁に穴を開けてケーブルを外に出し、さらに別の壁に穴を開けてケーブルを入れる作業を伴いますが日曜大工が得意な方なら自分でもできるでしょう。

岡田 庄司

岡田 庄司

LAN・無線LAN ガイド

ライター歴は20年以上。パソコン通信時代からネットワークに興味を持ち、LANや無線LANが一般に普及する前からLANの話題を追いかけ続けている。著作はすでに40冊を超え、テクニカルライターとしても活動している。

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今回はLANケーブルの屋外配線について、3つの引き回しのノウハウをご紹介します。

室内から屋外にケーブルを出す際にはコンセントを利用するとよい

室内から屋外にケーブルを出すときには、部屋の何れかの部分に穴を開ける必要があります。しかし、LANケーブルのコネクタが通るだけの穴(直径15mm以上)を壁に開けるのは、業者でない限り相当難しいでしょう。

そこで、どこの部屋にもある電源コンセントを利用してみます。

コンセントのカバーを開けると壁の中が見えます。さらにその奥には外壁が見えますから、そこにドリルで穴を開ければ比較的簡単に壁を貫通する穴を開けることができます。スペースの関係で室内側から開けることができない場合は、よく寸法を測って外側からコンクリート用のドリルで穴を開ければよいでしょう。ドリルの歯は、径が細くても円周状に穴を開ければLANのコネクタが通るだけの穴を簡単に開けることができます。

下の写真は、室内側からコンセントカバーに穴を開けLANケーブルとコネクタを通し室外に出した様子を撮影したものです。屋外の穴にはコーキング材を詰めて、雨が入ってこないようにしておくとよいでしょう。

室内側からコンセントカバーに穴を開けLANケーブルとコネクタを通した

室内側からコンセントカバーに穴を開けLANケーブルとコネクタを通した


コンセントカバーに穴を開け通したLANケーブルとコネクタを室外に出した

コンセントカバーに穴を開け通したLANケーブルとコネクタを室外に出した


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