歌舞伎/歌舞伎関連情報

正月は歌舞伎三昧 その3 国立劇場(2ページ目)

お正月だからこそ和の世界に触れたい。そんな思いで歌舞伎を観てみようと思う人も多いはず。一月の国立劇場は、「これぞ江戸歌舞伎!」といった狂言をたっぷり、全編味わえる。

執筆者:五十川 晶子


この狂言には、かつて古文の授業で習った六歌仙のメンバー、小野小町やら大伴黒主たちが登場する。

平安時代、異母兄弟の二人の親王の御位争いをベースに、黒主の野望とそれを打ち砕く正義の人たちの活躍が見どころ。

黒主は小野小町に歌盗人の汚名を着せるが、そのたくらみは忠臣たちによって暴かれる。
また黒主が術を使って竜神を封じ込め、都には雨が一滴も降らない。
だが小町の恋人・深草少将の家来が命をかけて暴き、小町の雨乞いの歌と勇士の働きで竜神が放たれる。

江戸の下町で獣肉店を営む夫婦。この夫婦は実は少将と小町だった。
大事な宝剣を探すために身をやつしている。
そこへ盗人、実は紀名虎も二人の仲人となって登場する。
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