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正月は歌舞伎三昧 その3 国立劇場(3ページ目)

お正月だからこそ和の世界に触れたい。そんな思いで歌舞伎を観てみようと思う人も多いはず。一月の国立劇場は、「これぞ江戸歌舞伎!」といった狂言をたっぷり、全編味わえる。

執筆者:五十川 晶子


江戸の顔見世狂言といえば、前半が平安など時代の世界、同じ登場人物が後半では江戸の庶民に身をやつして世話の世界で活躍し、最後に時代に戻って大団円となるのが楽しみなところ。

今回は小野の小町と深草の少将夫婦が、江戸時代の下町にワープ! 
そして獣肉点を営んでいるという、あまりにもありえない話。
ありえなさ過ぎてこれがとてつもなくオカシイ。
その「ありえなさ感」「パロディ感」こそ、江戸歌舞伎の顔見世の魅力、楽しみどころなのだ。
江戸の人たちは、役者を軸としてあちこち世界観がうつっていく、そこを楽しみに芝居小屋へ足を運んだのだろう。

今回も座頭の尾上菊五郎丈があれやこれやの趣向を盛り込んでいるというからそちらも楽しみだ。

国立劇場で江戸歌舞伎ならではの趣向を存分に味わいたい。

出演
尾上菊五郎
澤村田之助
坂東彦三郎
中村時蔵
尾上松緑
尾上菊之助  

 ほか

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