5.を選んだ方。松たか子ファンなら「彼女の父」松本幸四郎や「彼女の兄」市川染五郎が出る芝居はどうですか。「鬼平犯科帖」や池波正太郎ファンならやっぱり中村吉右衛門だし。歌舞伎役者って結構しばしばテレビ出演してるんですよね。
「どこで何を観る?」と「ご贔屓はどの役者?」をチェックしてみてください。
6.を選んだ方。これはもうおどりの演目から入りましょう。特に中村勘九郎、坂東三津五郎など、躍りの得意な役者さんの出演しているものならなおさら。おすすめサイト「演目・狂言・舞踊」や「学びたい、習いたい」をチェックしてくださいね。
7.を選んだ方。歌舞伎を公演する劇場では、舞台に支障ない限り、座席で飲食しながら観劇できるところが多いです。また劇場内のお食事どころも気になるところ。東京・歌舞伎座では「吉兆」など高級料亭も出店しています。幕間にちょっと劇場を抜け出して、歌舞伎座横の喫茶店のオムライスや中華料理店もおすすめ! 弁当の注文や蕎麦屋、カレー屋、おでん屋も。1階売店のアイスモナカもおいしい。おすすめサイト「劇場はめくるめく空間」をご覧ください。
最後に8.を選んだ方。おすすめサイト「書店・本・雑誌・番組など」や「大学・研究機関・図書館」などチェックされた上、歌舞伎関連の書籍はたくさんありますが、今回は参考までに、ここと、ここをご覧いただければ幸いです。
また、1~8の方どなたも、歌舞伎を劇場でご覧になる際、『かぶき手帖 2003年版』が便利。歌舞伎俳優全員と音楽演奏者等の写真とプロフィールが掲載されています。(各劇場等で販売)これは便利!
最後に――初めてご覧になる方、一番安いチケットや歌舞伎座では「一幕見」のチケットなら1000円くらいでありますが、逆に私は一等席など良い席で観るのをおすすめします。15,000円近くしますが、その価値はあります。役者の顔や姿を存分に満喫し、比較的早く覚えられるし、舞台全体を気持ち良く見渡せます。花道での演技はもちろん、役者の「出(登場)」や「引っ込み(退場)」、を堪能できるからなんでえす。
ちなみに歌舞伎座は最前列から「いろは」順に席番号がついていますが「と・ち・り」が観やすくて良い席とされています。(しかし、よりによって「とちり」……)
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