観光客がよく訪れる都市、首都メキシコシティでは?
メキシコシティは、標高2268メートルと高地に位置するので、気候が変動しやすく、一日の最高気温と最低気温の差が、15度以上になることもあるほど。「一日の間に四季がある」といわれるほど、気温が安定していません。日中はTシャツで過ごせるほど暑くなりますが、日が暮れてから急激に涼しくなります。寒くなってもいいようにカーディガンやストールなど、かさばらないはおりものを持参しておくと便利。明け方も冷え込むので、ホテルでは事前に毛布を追加しておいてもらう方が安心です。雨季は昼間20度以上の暑さでも、雨が降ると一気に気温が15度くらいまで下がるので、ここでも上着は必須。一方の乾季、排気ガスがたまりやすい盆地にあるメキシコシティでは、大気汚染と空気の乾燥で、のどを痛めやすくなります。のど飴を持参したり、水分を常に補給するなどの対策を!
3~5月くらいが一番暑くなる時期で、逆に寒くなるのは10月下旬から1月中旬くらいまで。といってもだいたい10度から15度くらいですが、12、1月などはまれに氷点下になることもあるので、防寒対策も忘れずに。さすがに雪は降りませんが、しばしばヒョウが降ることがあります。
■メキシコシティのベストシーズン
2月の下旬から4月上旬あたりの春がベストシーズン。気温が20度以上に上がることはあっても、高地ならではの湿気がない暑さです。ハカランダという紫色の桜のような花や、ブーゲンビリアの花が咲き乱れる季節なので風景だって楽しめます。この時期はちょうど乾季も終わり頃に入り、少しづつ雨が降る日も増えるため、乾燥もそうひどくなく過ごしやすいと言えます。