2007年ヒット作を占うVOL1～6月公開洋画編(3ページ目)

５月公開のバイオレンス＆ホラー

『スモーキンエース／暗殺者がいっぱい

『スモーキン・エース／暗殺者がいっぱい』Alicia Keys as Georgia Sykes.

邦画の勢いが強いと言っても、邦画には、なかなかないのが、スタイリッシュな犯罪ドラマ。『スモーキンエース／暗殺者がいっぱい』は、『パルプ・フィクション』や『スナッチ』と同じ系列のバイオレンスムービーですが、配役からからストーリーまで、上手く仕上がっています。

監督は、『NARC ナーク』のジョー・カナーハン。キャストは、ベン・アフレック、アンディ・ガルシア、レイ・リオッタ等のオールスター。注目は、暗殺者の一人として登場する、クリス・パイン。『プリティ・プリンセス２／ロイヤルウェディング』や、シンジー・ローハンと共演した『ラッキーガール』では、イケメンのロマンテックな役柄。それがこの映画では一転して、汚れ役を楽しそうに演じています。若手として要チェックな人材です。05年版『悪魔の棲む家』の主演、ライアン・レイノルズも、スター性をフルに発揮。この２人には、今後大きく期待できるのでは？　15億ヒットを狙いたい作品。

『スモーキンエース／暗殺者がいっぱい』>公式サイト
配給：ＵＩＰ映画
5月12日（土）より有楽町スバル座ほか全国ロードショー

リーピング

(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc - U.S., Canada, Bahamas & Bermuda. (C)2007 Village Roadshow Films (BVI) Limited - All Other Territories

全米でも公開したばかりのホラー『リーピング』は、創造性とオリジナリティの強いホラーとして、好評価。出演は、アカデミー主演女優賞のヒラリー・スワンク、デヴィッド・モリッシー。他に『チャーリーとチョコレート工場』で、ガムばかり噛んでいる女の子を演じた、アンナ・ソフィアロブが、不気味な少女を演じています。

今までたくさんホラーを見てきた人でも感じたことのない衝撃を受けるという全米の評価は、要チェック。ホラーファンの心をつかめば、10億オーバーを目指せるのでは？

『リーピング』ワーナー・ブラザーズ映画配給日本語オフィシャルサイト
2007年５月19日（土）、サロンパス ルーブル丸の内他全国ロードショー

６月公開ハードな３作

『ザ・シューター／極大射程』

マーク・ウォルバーグが孤高のスナイパー、ボブ・リー・スワガーを演じる

『ザ・シューター／極大射程』は、日本のブックスランキングでも、軒並みナンバーワンだった人気ミステリ小説『極大射程』の待ち望まれた映画化作品。伝説のスナイパー、ボブ・リー・スワガーを、マーク・ウォルバーグが演じています。ストーリーは、ほぼ原作に忠実ですが、原作では50歳台だったボブを、30歳台のマークが演じることで、危険度とサスペンスの度合いが大きくなっていると思います。

みどころは、スナイパーの腕と、マーク・ウォルバーグ。『ディバーテッド』で、数々の演技賞に輝いた後の演技は、さらに存在感を増しています。10億オーバーを目指して欲しい映画。

『ザ・シューター／極大射程』 UIP映画配給　公式サイト

『300＜スリーハンドレッド＞』

(C) 2007 Warner Bros. Entertainment Inc.

６月９日より公開の『300＜スリーハンドレッド＞』は、全米で旋風を巻き起こし、あっという間に200億ドルの興行収入を得た、超話題作。フランク・ミラーのアメコミ（グラフィックノベル）を、色調も練り上げスクリーンにダイナミックに再現しています、テルモピュライの戦いを芸術的とも言えるスケールで描いた歴史活劇。

主演は、『オペラ座の怪人』のジェラルド・バトラー。鍛え上げられた肉体の軍隊の動きと、戦闘シーンには圧倒されます。数的に不利な状況にも関わらず、戦いを選び取る男たちは、サムライスピリットより、さらに強烈。日本でも25億オーバーの興行収入が期待されます。

『300＜スリーハンドレッド＞』ワーナー・ブラザーズ映画配給
日本語オフィシャルサイト

6月9日（土）サロンパス ルーブル丸の内他全国拡大ロードショー



『アポカリプト』

(C) Icon Distribution, Inc., All rights reserved Photo :Andrew Cooper, SMPSP

メル・ギブソン監督が、製作・監督をつとめたセンセーショナルな冒険活劇も６月９日より公開。マヤ文明を背景に、新人俳優を起用。全編マヤ語で話されます。見たことのない映像世界は、リアルで、興奮度も最高レベル。バイオレンスと同時に感動的な家族愛も描かれ、アメリカでの人気度も高レベルの初登場第一位作品。監督の手腕は健在のようです。20億を超えるヒットを期待したい一作です。
『アポカリプト』東宝東和配給　公式サイト
６月９日　有楽町スパル座　他全国ロードショー

今回の記事は、いかがでしたか？　見たいと思っていた映画が、まもなく公開すると思うと、うきうきしちゃうことってありませんか？　たまには、映画館で見ると新鮮ですよね。

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