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いくら貯める?中学から私立コース(2ページ目)

コース別教育資金準備の目安額を整理しましょう。今回は、最近希望が増えている中学から私立の場合です。

豊田 眞弓

豊田 眞弓

教育費 ・ 奨学金 ガイド

マネー誌・女性誌の外部ライターを経て、マネーコラム執筆や監修、講演・研修などで活躍するようになる。ライフワークとして、子供や生徒・学生の金融経済教育に携わり、子どもマネー総合研究会理事や、亜細亜大学ほかで非常勤講師も務める。趣味は講談、猫に添い寝。

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中学から私立コースで貯める目安額は?

「中学から私立」も視野に入れた場合に、子供の将来のための教育資金は、いつ頃までに、どれくらい準備をすればいいでしょう?

このコースを選ばれるご家庭は、そこそこのフロー(収入)があるか、ストック(貯蓄)がある場合が多いと考えられます。

小学校5年生から考えると、12年間にわたって教育費が年間100万~150万円の範囲でかかり続けるため、中長期的にストックとフローのバランスを見ていくことが必要です。

貯める目安額は、半分程度をストック、残りをフローでまかなうと考えた場合、大学が自宅通学なら600万~800万円、下宿なら800万~1000万円となります。

当然ながら、全額をフローでまかなえる場合は貯蓄の必要はありません。逆に、全額をストックでまかなう場合は、大学が自宅通学なら1200万~1700万円、下宿なら1600万~2000万円あると安心です。

これを小4までに目途をつけておくことが大事です。
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<貯蓄目標額の目安>
中学から私立 ⇒ 小4までに目途をつける

□半分程度をストック、残りをフローでまかなう場合
・大学が自宅通学なら600万~800万円
(下宿なら800万~1000万円)
□全額をフローでまかなえる場合
・貯蓄の必要はなし
□全額をストックでまかなう場合
・大学が自宅通学なら1200万~1700万円
(下宿なら1600万~2000万円)
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ただし、上記はあくまでも目安に過ぎませんので、学校によって変わってきますので、「わが家の場合」で調整をしてください。

「子ども手当」をしっかりストックしておくなど、将来の選択肢も広げる準備も大事です。

参照:
幼稚園でかかるお金

小学校でかかるお金
中学校でかかるお金
高校でかかるお金
大学でかかるお金
文部科学省「子供の学習費調査」
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