同じ年収でも、夫と妻で貰える遺族年金は違う!?

遺族年金がもらえると思っていたのに……

遺族年金がもらえると思っていたのに……

■夫に対する遺族保障は少ない!
以上見てきたとおり、共働き夫婦で妻が死亡した場合、夫が貰える遺族年金は意外と少ない(貰えない)ということがわかりました。

遺族年金は、家計を支える者に万が一の場合に、遺された家族の生活を保障する制度です。普通に考えれば、妻に万が一のことがあった場合でも、夫も妻と同様に遺族年金が貰えると考えがちですが、現実の年金制度はそうなっていないのが実情です。妻には寡婦年金や高年齢寡婦加算のように手厚い保障が用意されていますが、夫への遺族保障は不十分です。

これは、年金制度設計時の家族と家計の考え方が、「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という発想だからです。世の中が大きく変わり、現在の家族・家計の支え方の実情に合わなくなっているといえます。

■共働きならではの家計のリスク対策を!
最近は、夫婦共働きの世帯が増えてきました。勤労者世帯に関していえば、片働き世帯よりも共働き世帯の方が多くなっています。共働き世帯の中でも、夫婦2人の収入で日々の生活費や子育て費用、住宅購入費用などの家計を平等に負担している世帯が一般的になってきました。

夫婦が同じ年収で家計を支えている場合、夫に万が一があった場合と妻に万が一があった場合で、貰える遺族年金から考えると、家計に与える影響がずいぶん異なるということになります。そのことを念頭において、万が一の場合の家計のリスク対策を考える必要があります。

次回の記事では、共働きの夫婦のリスク対策(夫婦の死亡保障の考え方)について解説します。

※本記事では遺族年金をわかりやすく解説するため、一部の説明を省略したり、省略した名称を使用している箇所があります。詳細については最寄りの社会保険事務所でご確認ください。

【関連リンク】
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