絵本/絵本関連情報

元気が出る!機関車の絵本(4ページ目)

機関車を主人公にした絵本はトーマスだけでなくたくさん出ています。擬人化しやすく、子どもが憧れを満たしつつ、自分とも重ね合わせやすい機関車の絵本をご紹介します。

執筆者:鈴木 宏枝

トロッコで追いかけろ『それいけ!あかいきかんしゃ』

『それいけ!あかいきかんしゃ』
ここで購入!機関士ノームと機関助士アルフと車掌のジョージはなんとものんき。機関車を走らせている途中で、ノームとアルフはベリー摘みに降りてしまいます。
小さな赤い機関車を運転する、機関士のノームと石炭をくべる機関助士のアルフは息の合ったコンビです。車庫でも、機関車に油をさしたり、タンクの水や石炭をととのえます。駅には車掌のジョージがいます。積荷の貨物や郵便を調べたり、定刻通りに機関車が出発できるように気を配ったりするのが仕事です。

ジョージの孫のメアリーの誕生パーティの日、「じかんどおりにうごかしておくれよ」と言われたのに、ノームとアルフは丘の途中でブラックベリー摘みに降りてしまいます。しかも、それを遠目に見たジョージも加わってしまいました。やがて機関車だけが丘をくだって走っていってしまいます。トロッコに乗った3人は、無事に機関車に追いつけるのでしょうか…?

機関車そのものではなく、機関士たちの愉快な騒動を描いた1冊です。小さなトロッコで必死に追いかけていく様子は、せっぱつまっているのですがなぜかとても楽しげです。色鉛筆の絵も柔らかさがあり、機関車のいさましさよりも、のんびりとした空気をよく伝えています。ブラックベリーのジャムは、とびっきりの味だったでしょうね!

■『それいけ!あかいきかんしゃ』
作/絵:アンドリュー&ジャネット・マクリーン
訳:千葉茂樹
出版社:徳間書店
出版年:1978/1998.1
男の子にも女の子にも人気の機関車の絵本をご紹介しました。トーマスだけではなく、いろんな表情、性格の機関車がいます。石炭を食べて元気に働き、重いものを運ぶ機関車は、そのアナクロさに人間味があり、キャラクターとして親しまれるのかもしれません。
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子どもまっしぐら!の鉄道おもしろスポット (子供と遊ぶ・学ぶ)

<関連サイト>
きかんしゃトーマスとなかまたち
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