絵本/絵本関連情報

悠仁さまの本棚拝見!皇室御用達の絵本(4ページ目)

秋篠宮紀子さまは、悠仁さまによく絵本をお読みになっていらっしゃることが報じられています。悠仁さまのまわりには、どんな絵本があるのでしょう?

執筆者:鈴木 宏枝

動物の生態がよく分かる「ちきゅうのなかまたち」シリーズ

『ビーバーのベン』
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『オオカミのエリック』
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『アリクイのオーレ』
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『ゾウのソフィ』
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悠仁さまの育児を通じて、紀子さまは、絵本により近づかれのかもしれません。一昨年から、地球の希少動物を扱った「ちきゅうのなかまたち」の絵本シリーズを翻訳出版されてきました。この絵本シリーズは15カ国で出版されており、北アメリカ、アフリカ、アジアなど世界の様々な場所に暮らす動物の生態や豆知識が詳しく学べます。

『ビーバーのベン』は北アメリカに住むアメリカビーバーが主人公で、木の枝を集めてできた素敵な家に、森のみんなが集まってパーティをします。『オオカミのエリック』は、ヨーロッパに住むオオカミのお話です。群れからはぐれた少年オオカミのエリックを、おばあさんオオカミが連れて帰り、家族の一員として育ててくれます。『ゾウのソフィ』には、アフリカゾウの一家が登場します。雨季を迎えた大草原で赤ちゃんゾウのエリックが誕生します。姉さんのエリーやフローラおばさん、おじいさんたちと元気に成長していきます。

完全な知識絵本ではなく、つぶらな瞳の動物たちの絵柄も、リアルではなくかわいらしい、といった感じです。短いお話の中で動物の生活とその周辺を知ることができ、ページを広げることができたり、彩色した透明シートで仕掛け絵本の要素も取り入れるなど、工夫が凝らされています。紀子様による構成・訳出の過程で、「ゾウのリジー(Lizzie, the Elephant)」「カンガルーのバスター(Buster the Kangaroo)」など、原作の名前が日本語の音韻にふさわしく変えられています。ビーバーはバ行のベン、オオカミはア行のエリック、ですね。ドイツ語など他国語への訳でも同様に名前の変更が行われているので、紀子さまもそれにならったのでしょう。全8冊のうち、前半の4冊までが刊行されました。後半の『トラのテレサ <アジア>』『カンガルーのカール <オーストラリア>』『ホッキョクグマのポーラ <北極>』『ペンギンのポール<南極>』も楽しみです。

■『ビーバーのベン <北アメリカ>』(2007.10)
■『オオカミのエリック <ヨーロッパ>』(2007.10)
■『アリクイのオーレ <中央アメリカ・南アメリカ>』(2008.6)
■『ゾウのゾフィ <アフリカ>』(2008.6)
文:ビッキー・イーガン
絵:ダニエラ・デ・ルカ
構成・訳:秋篠宮紀子
出版社:新樹社
価格:1,575円(税込)

秋篠宮家のお住まいには、きっと紀子さまが選ばれた絵本が揃えられ、悠仁さまを囲んで楽しまれていらっしゃるのでしょうね。どうぞ、たくさんのすばらしい絵本と出会ってくださいますように!
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