コミュニケーションをやさしく教える「こんなときってなんていう？」シリーズ
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男の子が「ゆっく」女の子が「すっく」という名前で、「ゆっくとすっくのシリーズ」として、『おうちのなかで』『おそとであそぼう』『あいにいくよ』『ともだちできたよ』の「こんなときってなんていう？」シリーズのほかにも、『わたしひゃっか』『ぼくひゃっか』など多くの絵本が出されています。
様々な場面での「こんなときってなんていう？」の問いかけに対し、愛らしい表情とともに、子どもらしい答えが示されます。この絵本のユニークなところは、朝起きたら「おはよう」、人に何かしていただいたら「ありがとう」など、ありきたりの挨拶だけではなく、もっと子どもの日常に即した、子どもらしい言い方をとらえているところです。
ねえねえ ばあば もう おわり？もっと よんでよ はじめからこんなときって なんていう？もういっか～い！
ままの えがおが みたいからおみみに そ～っと まほうを かけようこんなときって なんていう？だ～いすき
ガイドの私見ですが、紀子さまはご挨拶を教えるなどといった短絡的な目的ではなく、愛らしいゆっくのお顔を表紙でごらんになって、思わず生き生きと笑う悠仁さまが思い出されたのではないでしょうか。パパとママと一緒に両手をつないでぴょんと飛んでいるゆっくや、赤いバケツを提げたゆっく。はにかんだすっくの愛らしい表情が作品の一番の魅力です。
■『こんなときってなんていう？～おうちのなかで～』（2005.10）
■『こんなときってなんていう？～おそとであそぼう～』（2005.10）
■『こんなときってなんていう？～ともだちできたよ～』（2006.4）
■『こんなときってなんていう？～あいにいくよ～』（2006.4）
ぶん：たかてらかよ
え：さこももみ
出版社：ひかりのくに
価格：630円（税込）
