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99人の絵を堪能!ボローニャ国際絵本原画展(9ページ目)

ボローニャでは、毎年3月の児童書国際見本市の一環で原画コンクールが開催されます。2,598人の応募の中から選ばれた99作家の原画展が今年も日本で巡回を始めました。板橋区立美術館に行ってみましょう!

執筆者:鈴木 宏枝

板橋区立美術館へようこそ

板橋区立美術館
板橋区立美術館入り口。
板橋区立美術館は1981年から毎年、ボローニャ絵本原画展を展示しており、ムナーリやブルーナなど、絵本や子どもの本の原画展・企画展にも意欲的です。日本語版の『2008イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』のアニュアル作成にあたっては、同館の学芸員である松岡希代子さん、高木佳子さんがかかわっていらっしゃいます。ボローニャの見本市の雰囲気を味わえるビデオコーナーや、自由に絵本を手に取れるコーナーもありますので、ぜひ、お出かけくださいね。

会期中、海外の講師を招いてのワークショップや、子ども向け・大人向けの様々なイベントも開催されています。実際に絵本を作ったり、赤ちゃん向けの読み聞かせの講座などもあります。

→ 詳しくはこちら!

学芸員の高木佳子さんからメッセージです。
「99人もの作家の原画展ですので、必ずひとつは気に入るものがあると思います。多様性がこの原画展の特質ですので、ぜひ、いらしていただき、好きな作家を見つけてもらえればと思います。」

カフェ・ボローニャで一休み

ティジェッラ
ロマーニャ地方のティジェッラがデザートセットになりました。ホットドリンク付で600円、アイスドリンク付で650円です。
普段は何の変哲もないロビーに、絵本展のときだけオープンする「カフェ・ボローニャ」。関連商品販売と軽食喫茶のコーナーで、赤を基調にした飲食スペースは可愛く、書籍コーナーには様々な絵本で充実しています。

板橋区立美術館は、1981年に初めてボローニャ国際絵本原画展の展示を行ったことをきっかけに、子どもの本や絵本にかかわる多くの企画展を開催してきました。「はじまり」に敬意をあらわして、その名も「カフェ・ボローニャ」。今回の目玉は、イタリア・ロマーニャ地方でハムやチーズなどをはさんで食べる「ティジェッラ」です。日本古来の方法で採取された特別な長野産ハチミツとバニラアイスを組み合わせ、デザートセットとして登場しました。かなりハードですので、フォークでかぶりついてくださいね。ちなみに、ランチにはカレーライスやハヤシライスがオススメです。

■ 2008イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
■ 会期 2008年7月12日(土)~8月17日(日)
■ 会場 板橋区立美術館 東京都板橋区赤塚5-34-27
■ 地図:Yahoo!地図情報
■ 電話 03-3979-3251
■ 開場 9:30~17:00 (入館は16:30まで)
■ 休館 月曜日(7/21は開館、翌日休館)
■ 料金 一般600円 高・大生400円 小・中生150円 
土曜日は小中高生無料
■ 主催 板橋区立美術館 日本国際児童図書評議会(JBBY)
■ 次回巡回
西宮市大谷記念美術館 2008年8月23日~9月28日
四日市市立博物館 2008年10月4日~11月3日
石川県七尾美術館 2008年11月7日~12月7日
長島美術館 2008年12月13日~2009年1月11日

<関連記事>
「絵本の魔術師 エリック・カール 」
<関連サイト>
板橋区立美術館
Bologna Children's Books Fair(英語です)
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