庶民には手の届かなかった高級品
多少のモデルチェンジはあるものの、20年以上ほぼ変わらない姿で愛され続けているバーミックス (ご購入はこちらから) |
それが、井手さんとバーミックスにはやはりご縁があったんですね。しばらくの時間があって、ご主人の会社にバーミックスの話が持ち込まれたそうです。
もちろんその当時も決して安い商品ではなかったのですが、井手さんが少女のころから憧れていて、その価値観、理念に絶大の信頼を置いていたある女性が既にバーミックスの愛用者だったことから、購入、そして取扱いを決意されたそうです。井手さんご自身、子育てが落ち着いて仕事をしたいと思っていた矢先のバーミックスとの再会だったことも、運命だったのかもしれません。
ちなみにこの時、井手さんの背中を押してくれた「ある女性」とは井手さんのお友だちのお母さまでもあり、吉川栄治の新平家物語の英訳でも有名な浦松ふきさんという女性。あのヒラリー・クリントンのウェルズリー大学の先輩にもあたる女性です。
きっかけは和食への可能性
ごま豆腐も簡単! 手作りに加えて、精進料理の文化も伝えられます (写真提供:チェリーテラス) |
「ごま豆腐やごまペーストなど、和食を作るのにもとても便利な商品だと思ったの。そして、和食に使えるのであればきっと日本で普及するだろうと。ヨーロッパの方から分かりやすい考え方と見込まれたのか、バーミックスを取り扱う会社を起業することになりました」と井手さん。