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簡単実践!マクロビオティックの離乳食(2ページ目)

前回「マクロビオティックで、アレルギー食事療法 」に引き続き、乳製品アレルギーであるマドンナの息子ロッコ君に作った玄米粥を再現してみました。

執筆者:松下 和代

マクロビオティックを離乳食に取り入れることはそんなに難しいことではありません。離乳食を作る時の「自然の味付け」「砂糖は使わない」「質の良い野菜を利用する」「天然素材」などが、マクロビオティックでは基本となるからです。よって、使う材料は要吟味。特に塩は自然塩のもの、野菜は新鮮な物をよく洗って丸ごと利用してください。

初期(6ヶ月頃~)の玄米粥

炊いた玄米 適量
水 玄米の10倍程度

玄米のお粥
炊いた玄米を10倍くらいの水を使用し、とろ火で30分ほど煮込み、目の細かいざるでこしたら出来上がり。

離乳食の初期の段階では、無理強いしないで進めましょう。玄米の場合まわりの殻は消化が悪いので、初めての時は粒をつぶさないで玄米のお粥の汁をあげてください。玄米のお粥はこうばしさがあり、大人でもおいしく食べることができます。胃の疲れた日には、のりや海藻類、お漬物などの発酵食品とあわせて食べるとおいしいですよ。

中期(8ヶ月頃~)の甘い野菜のスープ

タマネギ・ニンジン・キャベツ・カボチャなど食べられるようになった野菜(適量)
ひとつまみの自然塩

野菜スープ
それぞれの野菜を5ミリ位のみじん切りにして、ひたひたの水で塩を加えて30分程度煮込みます。水を加えながら、ニンジンなどの固い野菜が親指でつぶし、軽くつぶれる位になったら火を止め、スプーンで軽くつぶして出来上がり。野菜は、マクロビオティックでは丸ごと使います。

こちらのレシピは西邨さんの『小さなキッチン大きな宇宙』から「甘い野菜のドリンク」として記載されていたレシピをもとに作りました。大人には筋肉の緊張をほぐし、膵臓や脾臓の働きを助け美肌効果もあります。

後期(9ヶ月頃~)の野菜入りあわ粥

あわ 10g
カボチャ 10g
タマネギ 5g
トウモロコシ 10g
キャベツ 5g
自然塩 少々
水 500cc

野菜とあわのお粥
野菜は1センチ程度の大きさに切って、鍋に最初はあわ、その上に野菜をいれます。水500ccを加えて塩をふり、沸騰するまで中火、ふたをして弱火で20分煮込みます。火を止めて15分蒸らして出来上がり。みそを加えてもおいしくなります。

こちらは、『久司道夫のマクロビオティク美しくなるレシピ』を参考にしました。カボチャやタマネギなどは冷えを予防する食べ物なので、冷え性のママや遅く帰ってきたパパのお夜食としてもオススメです。

*記載した食品の中には、アレルギーを引き起こす可能性が高いと言われているものがあります。また、その逆にその食品がアレルギーに有効だと言われている説もあります。食品中の成分に関しては、まだ解からない部分も多くあります。こちらのレシピについては、離乳食では、厚生労働省の「離乳の基準」をもとに、各段階で利用できる食材で進めております。また、科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」に記載されていない食品に関しては、「食材の説明」を付け加えました。除去や利用に関しては、医師の診断のもと行ってください。医師の許可のでた食品をはじめて利用する際には、単品で利用してからお試しください。



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マクロビオティックで、アレルギー食事療法
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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