ふだんから触れる機会を!
子どもには心の準備が大切です。 |
- 室内で座ってみる
- 車に乗るときのお約束をする
- 楽しく誘導する
- 座るまで発進しない
- 例外を許さない
もしも取り外すことができれば、車に取り付ける前やお洗濯の機会にお部屋の中にチャイルドシートを置いて、座る練習をして見ましょう。お話をしたり、一緒にテレビを見てみたりする時間の中で、子どもにも親しみが生まれてきます。
なにげなく車に誘導してしまうことが多いと思うのですが、心構えとしてお話をしてあげましょう。どうしてチャイルドシートをしなくてはならないのか、事故が起こった時にチャイルドシートはどんな役割をするのか。それをお話して共通の認識が生まれると、子どもにも納得感が出てきます。さらに上手なつけ方を伝え、「これが出来るとかっこいいよ。」「お兄さんはちゃんとつけられるんだよ」「出来るかな?」と声を掛けて意欲を高めてあげましょう。
実際に車に乗り込むとき、大人も緊張が走る瞬間です。ですが、あくまで楽しく「上手に座れる人~?」などと声を掛けて誘導してあげると「は~い!」と気持ちよく座ってくれることも。ぐずるときには「ちゃんとすわれたら○○で○○できるよ~。」と楽しい目標を見せてあげましょう。
それでももしもぐずって嫌がったら……。ここは「ちゃんとシートに座ってくれないと、ママ事故にあったらどうしようって心配でエンジン掛けられないよ~。」などと、徹底して発進しない姿勢を示し、子どもの気持ちが変わるのを待ちましょう。最初は大変ですが、この積み重ねが子ども自身の気持ちに折り合いをつける力や我慢の筋肉を育てます。
たとえば、おばあちゃんが「かわいそうにね~。」とチャイルドシートを外してしまったら……?!おばあちゃんの気持ちは分かるのですが、例外があるとそれまでの積み重ねが子どもの中で一気に崩れます。心を鬼にして、断固として例外を許さない。これを心掛けてください。
さて、ママの努力の成果で子どもが頑張りを見せてくれたら、どうすればいいのでしょう?