我が子の夏の体温調節、どんなコツがある?
クーラーの設定温度は28℃、除湿モードで
夏は普段より体温調節が難しい季節といえます。自分では体調管理ができない子供、特に赤ちゃんこそ、親が体温調節の工夫をしなければいけません。
衣服はどんなところに気をつけてあげればいいのか? 汗をかくのに伴って増えるあせもへの対処法は? 気になるポイントを整理しました。
赤ちゃんの体温調節とお世話のコツ
汗はお肌の乾燥の原因にも。赤ちゃんの汗はこまめにふき取ろう
さらに、新生児から1歳くらいまでの間は、新陳代謝が活発なため、顔や体に皮脂がたまってしまいます。汗や皮脂汚れをそのまま放っておくと、乾燥してカサカサになったり、おむつかぶれや乳児特有の湿疹の原因になったり……。
夏場のお世話は、特に次の2つに注意しましょう。
- 汗を残さずこまめにふき取っておく
- おむつでムレたお肌もきれいにふいておく
子供の体温調節のコツ
夏の外出でも、念のため着替えや薄手のはおりものを持参すると安心
- 朝は半袖の上に長袖Tシャツ
- 気温が上がって暑くなってきたら半袖
少々面倒ではありますが、汗を大量にかいたまままだと、あせもができてしまう可能性も。また、朝から涼しい格好をさせておくと、体温調節が未熟な子供は風邪を引いたりします。
衣替えのときに長袖のTシャツを何枚か残し、肌着と半袖Tシャツとを組み合わせ、気温に応じて使い分けることをオススメします(七部袖のシャツも意外と重宝)。外出する際、夜遅くなりそうな場合は、薄手のジャンパーを持ち歩くと気温の変化に対応できて安心です。
また、子供は大人よりも活動量が多く、汗っかきなため、あせもを防ぐためにもこまめに着替えをさせてあげましょう。
着替えのタイミングには、子供が「寒い」「暑い」という感覚を肌で感じられるように、ママから「今日は昼間はちょっと暑いね。でも、朝は涼しいから、半袖の上に薄手の長袖を着ておこうね」「汗をかいて気持ち悪くなったから、お着替えしようね」など、そのときの状況と着替える理由をわかりやすく話してあげます。子供の頭の中で状況判断をする・そして物事を考える練習になり、一石二鳥です。
ちなみに「あせも」とは?
大人に比べて汗をかきやすい乳幼児が特に気をつけたいのは「あせも」。あせもとは、たくさん汗をかくことで体内の汗腺が詰まったり、たまたま肌に付着していた汚れや細菌などが汗と混ざり合って炎症が起きてしまう状態をいいます。あせもができると子供はかゆがり、かくことによってどんどん炎症がひどくなることもあるので、なるべくマメに着替えをさせてあげましょう。シャワーを浴びるように習慣づけるといつも清潔な状態でいることができ、あせもの予防が可能です。ぬるま湯でお水遊びがてら、さっぱりと洗い流してあげましょう。
以上、夏に気をつけてほしい子供の体調管理でした。ちょっとでも子供の顔色が優れない、何だか覇気がない、こんな異変に気がついたら、ゆっくり休ませて、それでもよくならない場合はお医者さんに診てもらうようにしてください。
【まだある! 夏場の育児を快適にこなすコツ】