1日は24時間。こればっかりは誰でも同じ。よく言われることですが、お金と違って時間は貯めたり、人に貸したり借りたりなどが出来ません。
各自が自分の持っている24時間の中でやりくりしなくてはなりません。
そんなこと言われるまでもないことなんですが、いつも、もう少し時間があったら・・・、なんて思ってしまうものです。
53,000部とベストセラーの『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』 |
この本を読む前は、朝4時起きというと「辛い」という印象がありましたが、読んだ後は、いっちょ私も始めてみようかな、というふうに思えてくるから不思議です。この本には、そんな4時起きの楽しさがちりばめられています。
その著者、池田千恵さんに、今回はご登場いただきます。
早起き文具活用術をひとつじっくりとお聞きしてみることにしましょう。
この日の取材は10時スタート。やはり今日も4時起きされたという池田千恵さん。 |
ガイド土橋:
では、まず池田さんの現在のお仕事からお聞かせください。
池田さん:
私の現在の仕事は、「図解化コンサルタント」です。
おそらく初めてお聞きになるかもしれませんね。
この仕事は主に中小企業の社長様向けに企画書、提案書やホームページを作成する支援をさせていただくものです。
ガイド土橋:
いつから始めたんですか?
池田さん:
昨年夏頃から準備を始め、今年1月から本格的にスタートしました。
そもそものきっかけは前職でコンサル会社で働いていたことがあります。私はコンサルタントから依頼を受け、日々パワーポイントを使って提案書を作る仕事を行っていました。
この会社には6年間在籍していたのですが、数えてみたらその間、なんと75,000枚もの提案書を作っていました。
そうした自分が作っていた提案書の中で、当然クライアント側に通るものと通らないものが出てきます。
どんなものが通って、逆にこういうものはダメというのがだんだんと自分の中でもわかるようになってきました。
当時は、こうしたことはあくまでも私の日々の仕事であって、別に特別なことやってるという意識はありませんでした。ある意味自分にとって当たり前のことだったんです。
しかしある時、社外の方のために企画書を作ってあげる機会がありまして、その時その方がすごく喜んでくれました。
これはひょっとしたら人に喜んでもらえる仕事になるかもしれない、そんなふうにその時感じました。
ガイド土橋:
ところで、そうした「図解化コンサル」と今回の本のテーマである「4時起き」というのは、あまり関係があるようには感じられませんが。
池田さん:
いやそうでもないんです。
実は当時上司だったコンサルタントとうまくコミュニケーションがとれず、悩んでいたときがありました。
私はそもそも口ベタで、人を前にすると自分の言いたい事の半分も伝えられなくなってしまうんです。
ご存知のようにコンサルタントの方は、思考も行動もスピーディーな方が多く、上手くコミュニケーションが出来ないでいると、話を途中でさえ入れてしまうなんてこともありました。
とても悔しい思いをしまいした。
ちゃんと上司とコミュニケーションをとり、自分の言いたいことを伝えられるようにしようと決意しました。そこで、その時間を作るために始めたのが4時起きだったんです。
毎朝4時に起きて、その日に上司に伝えたいことを図で考えて深めていくということを日々取り組んでいきました。
このステップを踏むようになると、上司とのコミュニケーションも一転してスムーズに行えるようになりました。