誰もが一つは持っているカギ。家のカギや車のカギ、自転車などなど、ひとりで幾つも持っている方も多いと思う。
それらカギをひとまとめにしてくれるものにキーホルダーがある。
キーホルダーは「ホルダー」という言葉に象徴されるようにカギをまとめてくれるというものである。
しかし、キーホルダーにはもう一つ重要な役割があるじゃないかと思い立ち、便利なアイテムを作ってしまった人がいる。
ヴィンテージ リバイバル プロダクションズの塩田さんだ。
ヴィンテージ リバイバル プロダクションズといえば、以前ジーンズのパッチ素材で作った名刺入れをご紹介したことがあるので、ご記憶の方もいらっしゃると思う。
開発のきっかけはこうだ。
以前、塩田さんの奥様がカギをなくしてしまったことがあった。家中をさんざん探しまわったところ、結局、奥様のバックの底からカギが出てきたことがあったという。
これを目の当たりにした塩田さんが考え出したのが、この「Key clip for Bag」。
ヴィンテージ リバイバル プロダクションズ Key clip for Bag カラーバリエーションはブラック、オレンジ、ネイビーの3色。 |
ホルダーだけでなく、もう一つの機能を付加
そもそも「キーホルダー」は先程も触れたようにカギをひとまとめにしておく機能ばかりに重点が置かれていた。しかし、先ほどの塩田さんの奥様のように探しやすさということからすると、まだまだ改良の余地がある。
イタリアのオイルレザーが使われている。 |
そこで「Key clip for Bag」では、その探しやすさにこだわったものになっている。商品名に「ホルダー」という言葉ではなく「クリップ」となっているところに注目いただきたい。
そうは言いつつも、外観からするとこれまでのキーホルダーと何ら変わらない。
台形を逆さまにしたレザーその下にリングがあり、カギが4個取り付けられるようになっている。
たっぷりとした厚みのあるレザー。カギは4つ取り付けられる。 |
この特徴は正面からではなく、横から見るとよくわかる。
レザーの部分は折り返されている。しかも内側にはふっくらとした出っ張りがあり、ピッタリと寄り添っている。
レザーパーツはマグネットによってピタリとくっついている。 |
実は、ここにはマグネットが仕込まれているのだ。引き離そうとするとやや強めの負荷があり、手を離すとピタッとくっつく。このはさみこむ部分こそ商品名に込められた「クリップ」なのである。
内側にあるふくらみがマグネット。見た目は小さいが結構な磁力がある。 |