ステーショナリー・文房具/ノート・手帳・スケジュール帳にこだわる

リングを使わないバインディング システム(4ページ目)

システム手帳に不満を持ったことがきっかけで考え出されたユニークなバインディングシステム「X47」、「X17」。日本でも発売が開始されました。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

カジュアルタイプもラインナップ

X17
しっとりとした触り心地のスウェードカバーの「X17」。こちらはゴムバンドでノートを綴じ込むスタイル。
サイズは「X47」と同じ A5、A6、A7の3サイズ。先ほどの「X47」よりも、ややコンパクトな印象。
A5サイズ 12,600円。A6サイズ 9,660円。A7サイズ 7,350円。
(それぞれウィークリーダイアリー、無地ノート各1冊ずつがセットされる。)

「X47」よりもカジュアルに使える「X17」というシリーズ。
こちらの綴じ方式は打って変わってゴムバンド。

スウェードのしっとりとしたカバーの背にはわずかに溝がこしらえられており、そこにゴムバンドをセットする。そしてノートをそこに挟み込むという方式。1冊に付きゴムバンドは3~4本セットできるようになっている。先程の 「X47」のようにどこを開いても綴じ具が現れないという訳にはさすがにいかないが、ゴムバンドが綴じこまれている真ん中のページだけなので、それほど気になるものでもない。
X17
カバーの背、そしてノートにも溝が作られていて、ゴムバンドでしっかりと固定しておける。


X17
ノートの見開き性はまずまず。

注目すべきはこのゴム バンド。これはシリコンで作られたもので、一般のゴムよりも、伸縮性はやや劣るが、その分とても頑丈であるというメリットがある。
X17
カラバリは、ブラック、ダークブラウン、サンド、グリーンの4色。

カバーが不用意に開かないように、やはりゴムバンドでとめられるようになっている。これがあえて表紙の下側に付けられている。これはあまり伸びないゴムのため中央に付けてしまうと、はずすのに一苦労してしまうからなのだろう。たしかに下の方が取り外しやすい。
X17
収納時に表紙が開かないよう、やはりゴムバンドでとめられる。

X17
時計の文字盤をモチーフにしたデイリーダイアリー。この他、「X47」とほぼ同じラインアップのダイアリー・ノートが用意されている。


システム手帳のように、1ページずつ自由に差し替えすることはできないが、バネ棒やゴムバンドで筆記面をしっかりと確保しつつ、何冊ものノートを差し替えられるというのは、かなり実用的だと思う。

システム手帳に対抗したという経緯からこの「X47」、「X17」をスケジュール管理に使わなくてはと考えがちになるところだ。私はむしろノートとして使うのにいいのではないかと思う。時系列にひたすら書き込んで行くノートと常に参照したいノートに分けて活用していくときには、これはとても便利な存在だと思う。

*販売店の情報は、下記輸入元 不二越社にお問い合わせください。

<関連リンク>
「X47」、「X17」の輸入元 不二越社のサイト
オススメリンク集「ノート・手帳にこだわる」

「X17」、「X47」にはじめて出会ったペーパーワールド2008レポート記事
私が以前に書いた「X47」レポート コラム
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