ガイド:
その「GTD」を日野さんはどんな文具で実践されているのですか?
日野さん:
私は、太田さんという方が提唱された「GTD+R」のやり方をベースにロディアで行っています。日々仕事をしていればやるべきことは沢山出てきます。そうしたことを一つ一つこのロディアに書き込んでいきます。例えば請求書が届いたとします。そうすると私は、「●月●日、どこどこへ支払い」とロディアに書きこみます。このように書類があるものないものに限らず全てをロディアに落としこんでいくのです。
これこそ、「GTD」のコンセプトでもある頭の中からいったんすべての情報を信頼できるものに落とし込んでいくということに他なりません。
ガイド:
そのロディアを見せていただけますか?
ロディアの1ページに1タスクだけを書き込むという使い方。 |
日野さん:
私はロディアの11番を愛用しています。これが良いのは、シャツの胸ポケットに楽々入り、出し入れがスムーズにできる点です。そして、私は1タスク1シートで書き込むので、これ以上大きい必要がありません。
このロディア11番をこのケースに入れて常に持ち歩いています。
日野さんが絶賛されているロディアケース。 |
ガイド:
このケースはどこのメーカーのものですか?
日野さん:
メーカーはわからないのですが、新宿の東急ハンズで数ヶ月前に買ったものです。このケースに行き着くまで実はこれまで8個ものケースを使ってはやめを繰り返してきました。
そうしてたどり着いたのが今使っているコレなんです。
右側がこれまで試行錯誤してきたロディアカバー。中には高額なレザーのものまである。 |
ガイド:
このケースがいいのはどんな点ですか?
日野さん:
まずはフタの内側にあるポケットです。よく見かけるのは2辺がオープンになったポケットです。しかし私の場合ここに名刺を入れておくので、そうしたオープンポケットだと、カバーを開いた拍子に名刺が落ちてしまうことがあるんです。これは3辺がガッチリと閉じてある深いポケットになっていて落ちる心配がありません。
フタの内側のポケットには名刺を入れている。 |
ガイド:
よくこのポケットには切り取ったメモを入れている方が多いですが、日野さんは入れないんですね。
日野さん:
私は出先でロディアを取り出し書くことも多いので、書いたメモは切り取らずにそのままにしておきます。こうすると新しく書くページが一番上に来ないので、不便です。そこで私はスワンタッチという本のしおりを使って新しいページがすぐにめくれるように工夫しています。
書き込んだロディアはその場で切り取らないので、カバーの底にスワンタッチを貼って、すぐに新しいページが開けられるようにしてある。 |
それからこのケースのペンホルダーもとても気に入っています。私は「ラミー アルミニ」というボールペンを愛用しているのですが、これが普通のペンよりやや細く、一般的なペンホルダーでは太すぎたりと、しっくりきませんでした。その点、このケースは太さがピッタリなんです。さした時にペンが飛び出さないように、ホルダーの上を少しだけカットしています。
ペンがカバーから飛び出さないように、ペンホルダーの上を少しだけカットしている。 |
滑らかな書き味、そしてロディア11番にピッタリなサイズがお気に入りという「ラミー アルミニ」(残念ながら、現在は廃盤。日野さんはすでに何本もストックしているという。) |