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隣の文具活用術 学校の先生編(2ページ目)

今回の「隣の文具活用術」は学校の先生。勉強を教える先生は、一体どのような文具を使い、そして活用されているのでしょうか。


稲垣さん:
今使っているのはパイロットのオーディナルという B6サイズです。中のスケジュール欄は、見開きでウィークリーになっているものです。実はこうした紙の手帳を使うのは、大学生の時以来なんです。実に、5年ぶりすね。
パイロット オーディナル手帳
検討に検討を重ねてたどり着いたというパイロット オーディナルB6サイズのスケジュール帳


このスケジュール帳の前まではずっとウィンドウズモバイルの PDA を使っていました。

ガイド:
どうして急に PDA から紙のスケジュール帳に変えたのですか?

稲垣さん:
1冊の本がきっかけだったんです。デビッド・アレン氏の「ストレスフリーの仕事術」という本です。そこで紹介されていた「GTD」という考え方にとても影響を受けました。

これは、やるべきことを頭の中に入れておくのではなく、すべて頭から出してしまい、頭は考えることに使うというのが基本的な考え方です。当初は PDA でこの GTDを取り組んだこともありましたが、どうしてもうまくいかず、スケジュール帳を使うことにしました。

久しぶりにスケジュール帳を手にすることになったので、実はスケジュール帳を買うための企画書というものを自分で作ったんです。

ガイド:
企画書とは、具体的にどんなものだったのですか?

稲垣さん:
これがそのときに作ったものです。

私はそもそも手帳に何を求めているのか、そしてどんな機能が自分にとって必要なのかを徹底的に考えました。例えば、土日も平日と同じ記入スペースが必要、罫線は薄め、ミシン目カットによるオートマチック開閉機能などんど。

これらを満たすスケジュール帳を色々と探していく中で、パイロットのスケジュール帳にたどり着きました。

スケジュール帳を選ぶための企画書
PDAからスケジュール帳に切り替える時に作った企画書。


ガイド:
スケジュール帳を選ぶために企画書を作るというのは、初めて聞きました。これはすごいですね。
では、そうして選び抜いたスケジュール帳の使い方についてお聞かせください。

稲垣さん:
携帯電話でスケジュール管理
愛用の携帯電話はソフトバンク X 02HT というモデル。
私はこのスケジュール帳で「タスク管理」だけを行っています。スケジュール管理は、ウィンドウズモバイル搭載の携帯電話で行っています。非常勤講師という仕事は、ビジネスマンのように日々様々なアポイントがある訳ではありません。メインは学校の時間割です。あとはテストの予定くらいでしょうか。ですので、この携帯電話のスケジュール機能で十分なんです。

その一方、タスクは日々沢山こなさなければなりません。それをこのスケジュール帳で管理してる訳です。このようにウィークリーの予定ページにその日にやるべきことを付箋に書き込んでどんどん貼り込んでいくという方法です。
スケジュール帳
スケジュールページには、付箋がぎっしり。それでいてきれいに整理されている。


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