誰しもこれでファイルのイロハを学ぶ「フラットファイル」。 |
小学生の時に算数や国語のプリントを綴じるために学校から支給してもらった、あのファイルだ。「フラット」という言葉が象徴するように未使用時は全くのフラットな状態。
このフラットファイルを多機能にしたものが、このほど発売された。プラスの「フラットファイル見・分・録」だ。「けんぶんろく」と言うと「東方見聞録」を思い浮かべるところだが、これは「見・分・録」となっている。つまり、見て、分けて、記録できるというものなのだ。
「見て、分けて、記録する」新しい発想のファイル。 プラス「フラットファイル 見・分・録」 |
その多機能ぶりを見てみることにしよう。
フラットファイルの最大の弱点を克服
表紙の根本側にあらかじめ入っている「折りスジ」。 |
ちょっと見たところでは、これまでのフラットファイルとさほど変わった形跡は見あたらない。しかし、よくよく見てみると、表紙のやや綴じ部分側に折り目がついている。これこそこのファイルの第一の特長「見る」を快適に行うためのもの。この表紙に折り目がついたことで、片手で持った時の閲覧性が抜群に良くなるのだ。
この「折りスジ」により、閲覧性がグッと良くなる。 握りやすいように背表紙から3.5cm の所に折り目がついている。 |
これまでの「フラットファイル」はどちらかと言うと閲覧性と言うよりはむしろ保存性に重きが置かれていた。実際私も小学生時代にフラットファイルに綴じ込んだ算数や国語のプリントを再び見返したという記憶はほとんどない。折り目一つというたったこれだけのことだが、仕事の効率アップに大きく貢献してくれる。
穴を開けられない書類のファイリングには欠かせないポケット式リフィール。 |
しかし、これまでのフラットファイルは基本 A 4の紙に合わせて設計されていたので、先程のポケット式のものを入れると、横にとび出してしまうということがあった。
ポケット式リフィールの幅を考慮して、ファイルの横幅を広げている。 |
その点を考慮して、今回のものではファイルの横幅を少しばかり広めにしている。これにより、第2の特長である「分ける」ができるようになっている。つまり、穴をあけて綴じる書類と穴を開けられない書類とをしっかりと分けてファイリングできるというものだ。